ヨーロッパの異なる2つのサッカー1部リーグが合併し、新たなコンペティションが誕生するかもしれない。
ベルギーのジュピラー・プロ・リーグは16日、リーグ総会でオランダ・エールディヴィジとの合併案の是非を問う投票を実施。賛成41票、棄権4票という全会一致で採択された。現地『voetbalniuews』はこう報じている。
「ベルギーのサッカー界ではジュピラー・プロ・リーグがエールディビジと合併する、いわゆるBeNeリーグの設立について、しばらくの間激しい議論が行われてきた」
「このアイデアに特に賛成しているのはトップクラブで、チャンピオンのクルブ・ブルッヘが先頭に立っている」
一方で、同メディアが「私たちの北部の隣人(オランダ)では、アイデアがまだ少し成熟していない」と指摘するように、オランダ側には難色を示しているクラブもあるようだ。
ベルギーリーグが明らかにしている主たる目的は、競技力の向上と全クラブの財政安定化。また、『フランス・フットボール』誌は「特にテレビ放映権料を増やすことが目的」と解説している。
この合併案は決して絵に描いた餅ではない。2012年に新設された女子サッカーの『BeNeリーグ』は3シーズンに渡って存続し、15年に始まったアイスホッケーは現在も継続。2021-22シーズンにはバスケットボールの『BeNeリーグ』がスタートする。
男子サッカー版のリーグ新設に向け、ベルギーからいわばボールを委ねられそうなオランダ側の動向に注目が集まる。
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。