バルセロナMFセルヒオ・ブスケツが、同クラブ残留を考慮し始めたようだ。しかも大幅な減俸を受け入れる考えもあるという。スペイン『マルカ』電子版が報じた。
今季限りでバルセロナとの契約が切れるブスケツは昨夏、2年の契約延長オファーを断ったとされる。その当時には今季終了後に移籍する考えで、友人たちは「彼は95%、6月にバルサを後にする」と証言していたそうだ。
そんなブスケツに対しては複数のクラブからの興味が報じられる。最も報道されてきたのがインテル・マイアミで、同クラブは当初、パリ・サンジェルマンFWリオネル・メッシとともにバルセロナ現主将を引き入れる考えだったとみられる。また、先にはFWクリスティアーノ・ロナウドの所属するアル・ナスルが、年俸1800万ユーロのオファーを提示したことも伝えられた。
しかしながら最近のブスケツは、心のクラブであるバルセロナ残留も否定していない様子という。
バルセロナは財政的に今夏にブスケツの後釜を確保することはおろか、同選手を現年俸で留めることも難しいようだが、元チームメートでもあるチャビ・エルナンデス監督が慰留を果たすべく本人と話し合いを重ねている模様。そしてブスケツはバルセロナの切迫する財政事情を考慮して、大幅減俸を受け入れる考えすらあるとのことだ。
ただし『マルカ』は、その減俸にも限度があることを強調し、バルセロナがどこまで年俸を引き下げないといけないかが焦点になるとの見解を示している。ちなみにブスケツの年俸は2000万ユーロ以上で、ここ数年の給与未払い分を含めれば、さらに大きな額となるようだ。
果たして、ブスケツは本当にバルセロナに残留するのだろうか。同メディアは次のような文章で記事を締めている。
「チャビは再びブスケツと話をすることになるが、もし残留の可能性が実際にあるならば、クラブは彼に延長オファーを提示して自分たちの希望に沿えるどうかを見なくてはならない。ブスケツはバルセロナで手にできる金額が、ほかのクラブよりずっと少ないことを知っている。が、バルセロナが彼を引きつける存在であることに疑いの余地はない。バルセロナは彼の人生のクラブなのだから。忘れてはならないのは、チャビが植え付けたMF4枚を同時起用するシステムによって、ブスケツが守られるようになったということだ。問題はクラブの財政である」
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