AFCチャンピオンズリーグの影響で前倒しになった明治安田生命J1リーグ第11節が等々力陸上競技場で開催され、川崎フロンターレとセレッソ大阪が激突した。
ホームの川崎Fは前節の横浜F・マリノス戦から先発メンバーに変更はなし。FW三笘薫やMF家長昭博らがスタートからピッチに立った。一方、C大阪は前節の柏レイソル戦から2枚を変更。FW大久保嘉人やFW高木俊幸らがスターティングメンバーに名を連ねた。
攻撃的なサッカーを志向するチーム同士の対戦は、前半から打ち合いの展開となった。先に試合を動かしたのは敵地に乗り込んだC大阪。5分、相手のミスを拾うと右サイドでボールを動かし、中央のFW大久保嘉人へ。古巣対決に燃える男は、ペナルティーエリア外から積極的にミドルシュートを狙うと、ゴール左に突き刺さり先制点を奪った。
しかし、川崎Fも負けじと、その1分後にDF山根視来のクロスからレアンドロ・ダミアンが豪快ボレーで同点弾を奪取。互いに攻撃し合う展開となる。
ボールを動かして攻める川崎F、守って素早い攻撃を繰り出すC大阪という構図となる中、22分に再び大久保がゴールを奪取。前半はC大阪リードで折り返した。
後半、追いつきたい川崎Fは一段階ギアを上げて攻撃を開始。シンプルなサイドチェンジを組み込みながら敵陣を攻略していく。すると、立ち上がりの47分に右サイドを打開。最後は山根のクロスにレアンドロ・ダミアンがヘディングで合わせて試合を振り出しに戻した。
こうなると一気に川崎Fペースへ。62分には再三サイドを突破していた三笘がレアンドロ・ダミアンとのワンツーから華麗なゴールを奪取。ついに逆転に成功した。
終盤は互いに選手交代を駆使しながら得点を狙ったが、守備陣の踏ん張りもあってゴールネットは揺れず。そのまま試合は終了し、3-2で川崎Fが逆転勝ちを収め、開幕連勝を手にした。
3月3日開催 結果
J1第11節
- 川崎F 3-2 C大阪
- 名古屋 中止 G大阪 ※複数選手に新型コロナ陽性判明のため
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