レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、FWヴィニシウスの躍動を称えている。スペイン『TVE』が伝えた。
レアル・マドリードは日本時間7日のコパ・デル・レイ決勝でオサスナと対戦。試合の中ではロドリゴが2得点を記録し、2-1で競り勝って9年ぶりの大会制覇を果たしている。
アンチェロッティ監督は試合後、ビジャレアルやアトレティコ・マドリード、バルセロナと強敵たちを倒してきたトーナメントを振り返り、「決勝だけでなく、その道程を考えても私たちはコパ優勝に値した。手強いライバルたちに勝ってきたんだ」と喜びを語った。
また、開始早々の2分の先制点の場面では、ヴィニシウスが左サイド深い位置から鮮烈なドリブル突破でボックス内に侵攻してアシストをマーク。決勝点となった70分のシーンでも、ヴィニシウスのドリブルからの折り返しがオサスナDFに当たってこぼれた流れからロドリゴの2点目が生まれている。
アンチェロッティ監督は、立ち上がりにヴィニシウスがエンジンとなったことを称えている。
「止めようのないヴィニシウスとともに、立ち上がりは素晴らしいものとなったね。だが、その後のチームは落ち着きを失ってしまい、かなりナーバスな状態でハーフタイムを迎えた」
とはいえ、その後は58分に一時同点弾を浴びるなど簡単な展開にはならず。指揮官はロドリゴについても「とてもエレガントな選手であり、見事な動きを見せる」、「その成長ぶりは凄まじい」と称賛し、流れを変えたことを評価している。
「このチームが唯一しなければいけないことは、フットボールをプレーすることだ。とにかく、見事にプレーすることはできる。それができないのであれば集中力の欠如などの理由がある。後半、私たちうまく試合に入れずに一時追いつかれてしまったが、幸運にもロドリゴが流れを変えてくれたね」
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