エラーコード %{errorCode}

明治安田J1リーグ

【月間表彰】「個人としてもチームとしても、充実している」。川崎フロンターレ・登里享平インタビュー

林 遼平
【月間表彰】「個人としてもチームとしても、充実している」。川崎フロンターレ・登里享平インタビューDAZN
【月間表彰】Jリーグを配信している「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」による月間ベストプレーヤー企画。今回、10月のDAZN月間ベストプレーヤーに選ばれた川崎フロンターレの登里享平に、ピックアップインタビューを実施した。(文・インタビュー 林 遼平)
▶▶▶DAZNの詳細をチェックする◀◀◀

思い切った仕掛けができた広島戦

ーー10月のDAZN月間ベストプレーヤーに選ばれました。10月はチームが5戦5勝の結果を残した中、気が抜けないタフなゲームが続いた印象があります。2位のセレッソ大阪との試合では先制点の起点となるパスを供給していたことが印象的です。

「セットプレーからの流れの得点でしたけど、今年はミツさん(戸田光洋コーチ)を中心にセットプレーを大事にしていて得点数も増えています。ただ、あの場面では決まりごとというか、大事な試合だったので、最終ラインに残っていたこともあってリスクマネジメントしつつ、一つのミスが命取りになることを踏まえてあそこのスペースに出そうと考えていました。得点につながってよかったですし、試合の流れを読んだというか、これまでのゲームへの慣れ、経験が生きたプレーだったと思います」

ーー今年は近年と比べて登里選手から逆サイドに展開するパスも増えていますよね。

「システム上の兼ね合いはあるとは思いますが、全体の一番遠いところを常に見ておくようにしていることで、パッと遠くを見た時に割と空いているところが見えるようになった。間接視野で相手のポジショニングをチェックしたりするところは、今年意識しているところではあります」

ーーもう一つ印象に残っているプレーとして、サンフレッチェ広島戦でのレアンドロ・ダミアン選手へのアシストは見事でした。

「高校時代や入団当初の突貫小僧と呼ばれていた時のプレーが出たと思います。ああいう形が得意でしたから。ただ、ここ最近は相手を見ることを意識していて、なかなか思い切った仕掛けができていませんでした。そんな中、今年はパワーの比重、パワーの出力を出すタイミングを意識している中で、ああいう仕掛けが出たのはすごく自信になりました。広島戦はスコアが動かない時間が長く、緊迫した展開だったので、アシストで貢献できたのは嬉しかったですね」

Watch on YouTube

ーーまさに縦に突破したからこそ試合が動いた場面でしたね。

「アキ君(家長昭博)の立ち位置が良くて、相手が自分のボールを取りに来たらそのままアキ君にパスを出そうかと思っていたんですけど、先にパスコースを切ろうとする動きをしてくれたので、自分が見えていたスペースにボールを運ぶという選択をしました」

ーー登里選手は立ち位置の意識をすごく大事にされている印象があります。今年、三笘薫選手が活躍していますが、個人的には「三笘選手の活躍の裏に登里選手あり」と思っています。

「そう思っている人が一人でもいてくれたらオレは嬉しいです(笑)。薫だけでなく(長谷川)竜也や(齋藤)学もそうですけど、前の選手が1対1で仕掛けられる場面を作り出せるように動いたり、フリーランニングでコースを開けたりは考えています。最近はその結果、自分も生きるようにというのを考えていて、前を生かすことばかりではなく、使ってもらうことも踏まえながら、お互いの良さを引き出せるようにやっています。(車屋)紳太郎とも前の生かし方を話したりしていますね」

ーー今年は新型コロナウイルスの影響で難しいシーズンとなっていますが、登里選手は怪我なくプレーを続けています。自身の手応えはいかがですか?

「もちろん満足いくところだけではないですが、やはり手応えは感じています。まず目標としてタイトルがある中で、そこに貢献したいという気持ちを持ってやっていることがうまくつながっている感じがあります。個人としても充実していますし、チームとしてもいい成績を残せているので、今はいろいろな欲がどんどん出てきているところです。負けると今まで以上に悔しさが湧いてくるというか、勝ったとしても内容が悪ければチームの雰囲気的に満足していない選手が多い。勝負なので勝てば嬉しい気持ちもありますが、そういう思いがあるからこそ次の試合に向けてまた良くしていこうという意欲が出てきていると思います。個人的にもいい試合を、いいプレーをしたい気持ちがありますね」

ーー一方でいま感じている課題はありますか?

「ゴール前で欲が出過ぎて慌ててしまうので、落ち着きが欲しいですね。冷静にいこうと思ったら落ち着きすぎてゆっくりしてしまう。ミキ(山根視来)のような大胆さが必要かなと思います」

ーー山根選手が得点を取っていることは刺激になりますか?

「選手のタイプによって貢献の仕方は違うので自分のようなプレーも評価してもらえますけど、やはり自分としては数字でも評価してもらえるようにしていかないといけません。攻守において圧倒的な存在にもなりたいので、数字のところはこだわっていきたいですね」

ーーリーグ戦は優勝が目前に近づいてきています。

「優勝を決めて一回ホッとしたい気持ちも、やはりあります。ただ、それは少しのところで、毎試合毎試合楽しみなんですよね。どんなプレーができるのか、どんなゲームができるのか。不安とワクワクさがあって、自分たちに期待しているところもある。まだ残り試合がある中でプレッシャーはありますけど、今は良いムードでできていますし、自分たちにフォーカスしながらやっていければと思います」

1試合1試合、1秒1秒を大事にしながら

2020_11_9_jleague_nakamura2

ーーそんな中、先日、チームで長らくプレーしてきた中村憲剛選手が今シーズン限りでの現役引退を発表しました。改めて聞いたときはどんな気持ちでしたか?

「昨年、憲剛さんが怪我した後、復帰した時に本来の憲剛さんに戻れるのか、戻れないかで引退は決まるのかなと思っていました。ただ、復帰した後の清水戦でのプレーや練習を見ていても、戻れるというより、またパワーアップしている憲剛さんがいた。そういう感覚があったので、まだまだやるもんやと思っていました。だからこそ驚きました。FC東京戦の次の日に引退を発表するのを知っていたんですけど、そこでゴールを奪う憲剛さんを見て「すげー人やな」と思いましたし、サッカーの神に愛されているというか、そういう星の人なんだと思います」

ーー過去に自分のサッカー観に大きな影響を与えてくれたとおしゃってましたが、登里選手にとって中村選手はどんな存在ですか?

「サッカー観を知ったら知った分だけ、憲剛さんの凄さがよりわかってきました。到底近づけないような、追いつけないような領域の人やなと思います。もちろん、まだまだこれからですけど、今までもこれからも目標とする選手ということは変わらないですね」

ーー中村選手とプレーできるのは残り2ヶ月です。どんなプレーを見せていきたいですか?

「12年間一緒にいますけど、こうなったら1年目からもっと噛みしめとけばよかったなと思います。自分がフロンターレに入団した時は、ピッチ全体のプレーを考えるわけではなく個に執着していました。その中で憲剛さんに出会って、もっと早く気づけていればよかったなというのが正直な気持ちです。ただ、昔からいたから、こういう風になれたというのもあるかもしれない。そう思うと、憲剛さんと12年間、一緒にやれてこれたことがすごく自分にとって大きい。残り2ヶ月しかないですけど、盗めるだけのことを盗みたいなと思います。一つひとつのプレーを自分の頭の中に記憶しながら、今後につなげていけるようにしたいですね。それと、やはり負けて終わるような送り出し方はしたくない。これから勝つ瞬間を一緒に共有できたらいいですし、1試合1試合、1秒1秒を大事にしながらやっていきたいです」

文・インタビュー 林 遼平

埼玉県出身の1987年生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、フリーランスに転身。サッカー専門新聞「エルゴラッソ」の番記者を経て、現在は様々な媒体で現場の今を伝えている。

川崎フロンターレの試合日程

日時対戦カードスタジアム放送予定
12/22(土)15:03サガン鳥栖 H等々力△ 0-0
27/4(土) 19:00鹿島アントラーズ H等々力〇 2-1
37/8(水) 19:30FC東京 A味スタ〇 4-0
47/11(土) 19:00柏レイソル H等々力〇 3-1
57/18(土) 18:00横浜FC Aニッパツ〇 5-1
67/22(水) 19:30ベガルタ仙台 Aユアスタ〇 3-2
77/26(日) 19:00湘南ベルマーレ H等々力〇 3-1
88/1(土) 19:00ガンバ大阪 Aパナスタ〇 1-0
98/8(土) 19:00大分トリニータ H等々力〇 2-0
108/15(土) 14:00北海道コンサドーレ札幌 A札幌ド〇 6-1
118/19(水) 19:00セレッソ大阪 H等々力〇 5-2
128/23(日) 18:00名古屋グランパス A豊田ス● 0-1
138/29(土) 19:00清水エスパルス H等々力〇 5-0
149/5(土) 18:00横浜F・マリノス A日産ス〇 3-1
159/9(水) 18:30ヴィッセル神戸 H等々力〇 3-2
169/13(日) 18:30サンフレッチェ広島 H等々力〇 5-1
179/20(日) 19:00浦和レッズ A埼玉〇 3-0
189/23(水) 19:00横浜FC H等々力〇 3-2
199/27(日) 19:00湘南ベルマーレ ABMWス〇 1-0
2010/3(土) 15:00セレッソ大阪 Aヤンマー〇 3-1
2110/10(土) 18:00ベガルタ仙台 H等々力〇 1-0
2210/14(水) 19:00サンフレッチェ広島 AEスタ〇 2-0
2310/18(日) 19:00名古屋グランパス H等々力〇 3-0
248/26(水) 19:00ヴィッセル神戸 Aノエスタ△ 2-2
2510/31(土) 18:00FC東京 H等々力〇 2-1
2611/3(火・祝) 14:00北海道コンサドーレ札幌 H等々力● 0-2
2711/14(土) 17:00鹿島アントラーズ Aカシマ△ 1-1
2811/21(土) 14:00大分トリニータ A昭和電ドDAZN
NHK大分
2911/25(水) 18:30ガンバ大阪 H等々力DAZN
3011/18(水) 19:00横浜F・マリノス H等々力DAZN
3112/5(土) 14:00清水エスパルス AアイスタDAZN
NHK静岡
3212/12(土) 14:00サガン鳥栖 A駅スタDAZN
3312/16(水) 19:00浦和レッズ H等々力DAZN
3412/19(土) 14:00柏レイソル A三協F柏DAZN

DAZNについて

DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。

● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?

2020Jリーグ関連ページ

2020 Jリーグ ( 日程・結果 | 総合J1 | J2 | J3

J1