DAZN(ダゾーン)で配信されている、過去の名勝負を"新たな実況・解説"を付けてフルマッチでお届けする「Re-LIVE」。2日19時からは、首位浦和レッズを勝ち点差1で追う鹿島アントラーズが清水エスパルスと対戦した2007年の最終節をお届け。当時この試合に出場していた岩政大樹氏を解説に迎え、今だからこそ話せる裏話を聞く。
2007年のJリーグは、アジアカップによる中断期間に入るまでガンバ大阪が首位を走っていたものの、中断期間が明けると前年度の王者である浦和がG大阪を追い抜いて首位を独走していた。だが、この年のAFCチャンピオンズリーグを制した浦和は、ACL決勝以降にチーム状態が悪化。疲労も含めてパフォーマンスが落ち、難しい試合が続いていく。
その状況の中、急浮上してきたのが鹿島だった。一時、15位まで落ちたチームは、イタリアから小笠原満男が復帰して勢いを増すと、第26節から第32節まで怒涛の7連勝で2位に浮上。第33節で浦和に勝利し、勝ち点差1で最終節を迎えることになった。
浦和か鹿島か。優勝が懸かる両チームだが、最終節の時点で有利な立場に立っていたのは浦和だった。勝てば優勝が決まる状況に加え、相手は降格が決まっている最下位・横浜FC。鹿島の相手が4位の清水エスパルスだったことを考えれば、浦和優位な状況は明白だった。
勝って他会場の結果を待つしかないオズワルド・オリヴェイラ監督率いる鹿島は、GKに曽ケ端準、4バックにDF内田篤人、岩政大樹、大岩剛、石神直哉を起用。中盤にMF野沢拓也、青木剛、小笠原、本山雅志を並べ、前線はFWマルキーニョスと田代有三の2トップで挑んだ。
一方、長谷川健太監督率いる清水は、GKに西部洋平、最終ラインにDF市川大祐、青山直晃、高木和道、児玉新を配置。中盤にはMF藤本淳吾、枝村匠馬、伊東輝悦、フェルナンジーニョを並べ、FW矢島卓郎と岡崎慎司の2トップを起用した。
逆転優勝のために勝利が必須な鹿島は、立ち上がりこそ攻勢を許したが時間を追うごとに主導権を掌握。20分にPKを得ると、これを小笠原が冷静に沈めて先制に成功する。一方、他会場では浦和が横浜FCに先制点を奪われ、このまま行けば鹿島の優勝が決まる状況が作られていた。
迎えた後半。奇跡の逆転優勝のために攻勢を強める鹿島は、清水を相手にゴールを積み重ねていく。そして裏会場の浦和では一点を巡る攻防が繰り広げられていた——。最終節前まで1度も首位に立つことがなかったチームが見せた奇跡の大逆転優勝とは。今もなお語り継がれる激動のシーズンを岩政氏はどのように振り返るのだろうか。
■DAZN RE-LIVE「2007年J1 リーグ第34節」
対戦カード:鹿島アントラーズ対清水エスパルス
スタジアム:カシマサッカースタジアム
解説・実況:岩政大樹、西岡明彦
配信期間:2020年5月2日19時~
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