イタリア代表の指揮官を務めるロベルト・マンチーニ監督は、新型コロナウイルスの影響で延期が囁かれる欧州選手権（EURO）2020に言及し、「来年になっても優勝できる」と自身の見解を明かした。イタリア『Rai』が伝えた。
世界中に猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受け、各国リーグが軒並み中断を決める中、今夏に開催予定のEURO2020の開催可否についても様々な報道が出ている。欧州サッカー連盟（UEFA）は、欧州の各国リーグやカップ戦、EUROについて話し合うため17日に緊急会議を開くことを決定。この会議でどういった決断が下されるのかが注目されている。
イタリア代表の指揮を執るマンチーニ監督は、国内リーグやサポーターの健康状況を踏まえた上で自身の見解を示している。
「もしEURO2020が延期されれば、国内リーグは問題なく日程を消化することができるはずだ。みんなの健康を守ることが最も重要であり、どんな解決法であろうと私は受け入れるよ。招集メンバーのリストはほぼ決まっていたし、今年だったら優勝できただろうし、来年になっても優勝できるはずだ。また11月に開催されるとしても問題ない。再開されたときは、再び自由を実感することができるのだから、すべてがより素敵なものに感じられるだろう。今のような状況にあるときこそ、様々なことに気づき、より成長できるはずだと考えよう」
2018年のロシアワールドカップの出場を逃して立て直しを図るイタリアは、マンチーニ監督の下、EURO予選で10戦全勝を収めるなどチーム力を高めつつある。今年であろうが延期になろうが、イタリアは1968年大会以来となる2度目の欧州制覇のために邁進するだけのようだ。
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