国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、新型コロナウイルスが中国や日本、韓国といった東アジアにとどまらず、イタリアやスペインなどヨーロッパ各国に広がっている状況を懸念し、3月のインターナショナルウィーク延期を検討しているようだ。
中国を中心に世界全土へ広がりを見せている新型コロナウイルス。この状況に対して世界保健機構(WHO)が警戒レベルを上げるほどの事態に陥っている。日本では感染拡大を受けて明治安田生命J1リーグを含めた公式戦の延期を発表。欧州では著しく感染者が増加しているイタリアで無観客試合が開催されるなど、他のスポーツだけでなく、フットボール界にも大きな影響が出ている。
そして今回、インファンティーノ会長は3月最終週に予定されているインターナショナルウィークに対しての見解を求められ、状況次第では延期の可能性があることを明かした。
「現段階でどんな可能性も除外することはできない。人々の健康はいかなるフットボールの試合よりも重要だ。健康に勝るものはないからね。我々はこの状況を見極める必要があるし、(新型コロナウイルス蔓延が)減少することを願っているよ」
一方、6月に開催が予定されている欧州選手権(EURO)2020、7月の東京オリンピック開催についても口を開いたインファンティーノ会長は「EUROは6月に開催できると思う。ただ、現状を見守るとともに、政府や機関の判断に耳を傾ける必要がある」と主張。続けて「個人的には心配していないし、パニックになる必要もない。もちろん甘く見てはいけないし、影響がないとも言えないが、過剰に反応することなく、関係機関の指示に従いたい。オリンピックも予定通りに開催され、日本に行けるだろう」と両大会の開催に対する自身の見解を述べている。
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