先に現役を引退したアンドレス・イニエスタ氏が、自身と比較され続ける古巣バルセロナのMFペドリについて語った。
子供の頃からイニエスタ氏に憧れて、その髪型を真似することさえも望み、バルセロナで彼と同じ背番号8をつけるペドリ。そのプレースタイルもイニエスタ氏と類似しており、“ニュー・イニエスタ”とも形容されている。
しかしながらイニエスタ氏は、自身とペドリの比較に拒否反応を示す。スペイン『ラディオ・マルカ』とのインタビューで、次のように語った。
「ペドリはペドリだ。確かに、比較するのは皆が好きなことで、彼が出てきたときにはずっと僕と比べられていた。でも、僕はペドリのことをペドリとして見てほしい。そういった“ニュー…”みたいな存在じゃなくてね」
「ペドリは彼の道を歩んでいる。彼だけの素晴らしい物語をつくっているんだ。その才能は凄まじく、ただ成長を続けていけばいい」
「彼からアイドルやお手本と言われるのは素晴らしいことだ。僕にとってラウドルップやペップがそうだったように。でも彼は彼の道を行くべきだし、その存在はバルサにとってもスペイン代表にとっても本当に大切なものになると確信しているよ」
スパイクを脱いだイニエスタ氏はこれから、元チームメートのセスク・ファブレガス氏やチャビ・エルナンデス氏のように指導者になる意思を公言している。2人には、すでに考えを伝えているようだ。
「彼らとは連絡を取っている。どちらも同じ道を選んだね」
「僕はもう一度、期待や挑戦を手にしたい。もっと上を目指したり、素晴らしいことを成し遂げたいんだ。彼らはすでに経験を積んでいるけど、僕はまだ始めてもいないんだよ」
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