6月27日、明治安田生命Jリーグがついに再開。毎節、気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジリプレイ」も復活を果たしている。DAZNは第12回となる「Jリーグジャッジリプレイ#12」を配信。今回はJ1リーグとJ2リーグから2つの場面をピックアップして解説した。
お馴染みのJリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史氏に加え、第12回はFIFA・AFC・JFA審判インストラクターの深野悦子さんがゲストとして登場。MCは桑原学が務める。
第12回はJ1とJ2から2つのシーンをピックアップ。J1からは、名古屋グランパス対浦和レッズの一戦でMF前田直輝が決めたゴールのノーオフサイド判定について、J2からは東京ヴェルディとFC琉球の試合で東京VのDF高橋祥平が琉球のFW上原慎也に対して行った足裏を見せたファウルについて徹底的に解説した。
今回注目したのは、名古屋対浦和の9分の場面だ。DF吉田豊のパスを受けたFW金崎夢生がシュート性のボールをゴール中央に送る。これに反応した前田は、一度はGK西川周作に阻まれるも、こぼれ球を拾い冷静に流し込んでゴールを奪った。ただ、この場面に対して西川はオフサイドをアピール。審判団が協議した結果、オフサイドは認められずゴールとなったが、疑問の残る場面となった。
この場面にはオフサイドかどうかをジャッジする二つのタイミングがあった。まず一つ目の金崎のパスに前田が合わせたシーンは、一番奥のポジションに浦和の選手が残っていたためノーオフサイドの判定で正しかったことがわかる。
議論の中心となったのは二つ目の場面だ。前田は一度弾かれた後、もう一度ボールを拾ってゴールを陥れるのだが、その際にゴール前に入ってきていた吉田がオフサイドポジションにいたと考えたとき、彼がプレーに関与していればオフサイドを取られてもおかしくないことになる。
この場面について平畠氏は「カメラの角度によってもどれくらい西川選手の邪魔をしたかはわからないですけど、僕はゴールでもいいのかなと。西川選手がアシスタントレフェリーのところに行った気持ちもわかりますが、ゴールでいいと思います」と自身の見解を明かした。一方、原氏は「難しいけど、ゴールでよかったかなと思います。西川が倒れていて吉田もジャンプしている風に見えると、すごく難しいけどゴールでよかったのかなと思う」と語り、ゴールの判定が正当であったと主張した。
両者がゴールであると主張する中、深野氏は「ニュースで見たときはオンサイドで得点だと思ったんです。ただ、この番組のためにいろいろな方向の映像を見て、分析に分析を重ねた結果、オフサイドと言わざるを得ないなということでここにきました」と主張。続けて「今でも揺れるところはあるが、GKと23番の位置関係。23番の選手のポジションがGKの目線より後ろであれば影響を与えていないと思えるが、よくよく映像を見ると真横に近い。とすれば、GKの視界に入っていると思います。二人の間に1mないくらいだと思うと、影響を与えたと言わざるを得ないかなと。ただ、私が3方向からの映像を見て、考えてこういう結論に至ったが、実際のフィールド上にいた主審ではそこまで深く分析はできない。そういう判断になることもわかります」と語り、自身の見解を示している。
その他の判定についてもわかりやすい解説が見られた「Jリーグジャッジリプレイ」。次回はどんなプレーが取り上げられることになるのだろうか。
なお、「Jリーグジャッジリプレイ」の模様は現在、DAZN(ダゾーン)で視聴可能だ。
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