【Jリーグプレビューショー】注目は安部柊斗と坂元達裕の同門対決。セレッソ大阪対FC東京をピックアップ

FC東京の救世主として期待される安部

明治安田生命J1リーグ各節の見どころをコンパクトに伝えるDAZN（ダゾーン）の「Jリーグプレビューショー」。「#9」では第9節の注目カードとしてセレッソ大阪対FC東京をピックアップ。今回は、FC東京のMF安部柊斗、セレッソ大阪のMF坂元達裕をファーカスしている。

今季、悲願のリーグ制覇を目指すFC東京は、FWアダイウトンら新戦力を加えながら昨季と同様にプレッシングと縦へのスピードを武器に、ボール奪取からのカウンターで得点を奪うスタイルを志向している。だが、MF橋本拳人の移籍に続き、MF東慶悟が負傷。中盤にけが人が続出したことで、なかなか中盤でのボール奪取が少なくなっている。

そんなFC東京の救世主として期待されているのが、大卒ルーキーの安部だ。

解説者の戸田和幸氏は「安部自身のパフォーマンスを見ると、注意深く試合を見ながら奪いにいく場面も作るし、ゲームを作りながらできている部分は多いと思う。チームが崩れないように、中盤しっかり作れるようにというところではよく働けていると思う」と評価。また、攻撃でも「スタンダードに止めて、蹴れて、運べる。走力がうまくつながっていくと相手のペナルティーエリアにも入っていける。重要な選手になってきていると思う」と楽しみな存在であると明かしている。

リーグ戦再開後、全試合で起用されている安部は「自分のウリはボール奪取と運動量。やっぱりそこは自分の特徴でもあるので、勝利のためにプレーできるかなと思います」と主張。その上で、今後への意気込みを語っている。

「今まで東京を支えてきた選手二人が一気に抜けると、チームとしてはものすごいダメージだと思いますけど、それを自分が補うぐらいのプレーをしないといけないことは自分自身わかっている。期待以上のプレーをしていきたいと思っています」

セレッソ大阪の注目はドリブラーの坂元

一方、FC東京とは違いスペースを与えずにゲームをコントロールしながら相手の隙を突くサッカーを志向しているセレッソ大阪の注目選手は、チームの中でも異質な存在となっているドリブラーの坂元だ。

今季モンテディオ山形から加入した坂元は、「自分のドリブルは他の選手としては似ていない。自分だけの武器、自分の間合いを持っている。ドリブルの面では負けない自信がある」と語るように魅惑のドリブルが特徴。また、前節の湘南ベルマーレ戦では巧みな動き出しからPK奪取に貢献している。

下部組織時代、FC東京U-15むさしでプレーしていた坂元は「中学の時にジュニアユースでプレーして、成長させてもらったチームでもある。身長もまだまだ小さくてレベル的にも周りに追いついていけない状況だった。ユースには上がれなかったけど、より自分を成長させてくれたかなと思っています」と語り、FC東京戦を楽しみにしていることを明かした。

また、同じくFC東京の下部組織出身の安部は「アカデミー時代に一緒にやってきた選手とプロの舞台で戦えることは嬉しいことでもある。逆に燃えます」と勝利を誓っていた。

道は違えど、プロの舞台にたどり着いた二人。週末の試合ではどんなパフォーマンスを見せるのか。試合は8月9日、19時キックオフだ。

明治安田生命J1リーグ第9節 放送予定

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