6月27日、明治安田生命Jリーグがついに再開。毎節、気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジリプレイ」も復活を果たしている。 DAZN は「Jリーグジャッジリプレイ#28」を配信。今回はJ1リーグとJ2リーグから合わせて3つの場面をピックアップして解説した。
今回はお馴染みのJリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史氏に加え、JFA審判S級インストラクターの廣嶋禎数さんがゲストとして登場。また、MCは桑原学が務める。
第28回は、J1とJ2から合わせて3つの場面をピックアップ。J1からは第30節のサンフレッチェ広島対北海道コンサドーレ札幌戦でシュートを打った後にアドバンテージのファウルを取ったことは妥当だったのか、J2からは第36節のジュビロ磐田対FC琉球の先制点の場面でMF大森晃太郎のプレーはノーファウルだったのかについて取り上げ、徹底的に議論した。またJ2第36節アルビレックス新潟対愛媛FCからはDF田上大地の得点がオフサイドで取り消しになった場面に注目し、審判のナイスジャッジを紹介している。
今回注目したのは、広島対札幌の前半40分の場面だ。札幌がCKからチャンスを迎えると、ゴール前でパスを出したMF高嶺朋樹がアフター気味にファウルを受ける。ただ、そのファウルはアドバンテージが取られ、パスを受けたMF金子拓郎がシュート。ゴール外に外れたところで笛が鳴り、アドバンテージを取っていたところをファウルでFKという判定になった。シュートまで行っていたこともあり広島の選手が抗議する場面となったが、今回はこのシーンについて議論した。
最初に意見を求められた平畠氏は「要はアドバンテージをとっているので、その後そのまま優位性というかシュートまで行っているので、そこでアドバンテージをとってファウルにするのは気持ち悪いですね。正解、間違いというより気持ち悪い感じがしない。すっきりしないですね」と見解を示した。
続けて原氏は「青山がファウルしたけど、パスが渡った。金子に行った時にDFと対峙した時に笛が鳴っているのか。笛のタイミングがわからない。シュートを打った後ならファウルまで戻らず、そこで完結した方がシンプルだったと思う」と妥当ではなかったと意見を口にした。
改めて“どこまでアドバンテージは戻れるのか”について説明を求められた廣嶋氏は、「原さんのおっしゃったことが当たっていて、シュートを打たせてから戻すのはできないと思います」と主張。続けて、この場面についての解説を明かした。
「もともとの反則を罰する、一般的に審判会ではロールバックと言いますけど、その条件として予期したアドバンテージがそのとき、または数秒以内に実現しなかったという言葉がある。時間的にはOKだと思いますけど、あの時に予期したアドバンテージが、主審がシュートを打って外れたので笛を吹いたとすれば、ゴールマウスに飛ぶか得点になるかになる。そこまでは保証しない。シュートをちゃんと打てたということで予期したアドバンテージは整理すると考えるべきだと思います」
最終的に廣嶋氏は、この場面についてはアドバンテージに戻るべきではなかったと主張している。
その他の判定についてもわかりやすい解説が見られた「Jリーグジャッジリプレイ」。次回はどんなプレーが取り上げられることになるのだろうか。
なお、「Jリーグジャッジリプレイ」の模様は現在、 DAZN (ダゾーン)で視聴可能だ。
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