6月27日、明治安田生命Jリーグがついに再開。毎節、気になったジャッジを徹底解説する「Jリーグジャッジリプレイ」も復活を果たしている。DAZNは「Jリーグジャッジリプレイ#17」を配信。今回はJ1リーグから4つの場面をピックアップして解説した。
お馴染みのJリーグ原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史氏に加え、第17回はJFA審判1級インストラクターを務める小幡真一郎氏がゲストとして登場。MCは桑原学が務める。
第17回は、J1第15節、第16節から4つのシーンをピックアップ。第15節からは柏レイソル対ガンバ大阪の試合でFW宇佐美貴史はオフサイドだったのか、川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸戦のDF渡部博文のハンド判定は妥当だったのか、浦和レッズ対サガン鳥栖戦でMF松岡大起のシュートブロックはノーハンドだったのかをピックアップ。また第16節からは川崎F対サンフレッチェ広島の試合でDF佐々木翔のハンド判定は妥当だったのかについて取り上げ、徹底的に解説した。
今回注目したのは、川崎F対広島の後半42分の場面。川崎FのMF守田英正が右サイドへパスを送ると、これを受けたDF山根視来が深い位置でマイナスのクロスを入れる。すると、ブロックにきた広島の佐々木に当たり、ハンドの判定でホイッスルが鳴った。この場面をスローでよく見ると、背中のあたりに当たってから支え手となっていた腕に当たっているように見える。この判定について議論が行われた。
この場面について平畠氏は「支え手問題の難しさを感じるところがありますね。手に当たっているとしたら支え手なんじゃないの、という主張をするのもわからなくないかな」と語り、ハンドではない可能性もあると見解を示した。
一方、原氏は「これこそ支え手でいいのかなと思う」と主張。続けて「佐々木もコースを消しに行きながら支えている手に当たっている。これを支え手と言わなかったらどれを支え手と言うんだろうという感じです」とハンドではなかったと意見を述べた。
両者が支え手のためにハンドではないと主張する中、小幡氏は「見え方によると思いますが、支え手をどう見るか。横に伸ばしてそこに当たったと見ればハンドだと思いますし、体と地面の間についた手だと思えばハンドではない(※参照)」と主張。続けて「副審から見ると、体より外に手がついているように見えたのかなと思います」と判定をサポートした上で、「スライディングする形としては、ああいう形になるので取らなくてもいいかもしれない」と自身の見解を明かしている。
その他の判定についてもわかりやすい解説が見られた「Jリーグジャッジリプレイ」。次回はどんなプレーが取り上げられることになるのだろうか。
なお、「Jリーグジャッジリプレイ」の模様は現在、DAZN(ダゾーン)で視聴可能だ。
※第12条 ファウルと不正行為(抜粋)
次のようにボールが競技者の手や腕に触れた場合は、反則ではない:競技者が倒れ、体を支えるための手や腕が体と地面の間にある。ただし、体から横または縦方向に伸ばされていない。
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