アトレティコ・デ・マドリードのエンリケ・セレソ会長が、FWジョアン・フェリックスの状況について語っている。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。
ディエゴ・シメオネ監督との確執から、今夏でのアトレティコ退団を決意している様子のJ・フェリックス。選手本人は「バルセロナでプレーすることが子供の頃からの夢だった」との願望を明らかにしているが、移籍が実現しないまま日にちだけが過ぎ、9月1日の市場最終日を迎えることになった。
8月31日にチャンピオンズリーグの組み合わせ抽選会に参加したセレソ会長は、その場でJ・フェリックスについて言及。アトレティコは現在、バルセロナからの連絡を待っている状況とのことだ。
「彼はすでに宣言しているはずだ。バルセロナという明確な一チームに移籍したいと。私たちは(バルセロナがJ・フェリックス獲得を)決断するのかどうかを待っているところだ」
セレソ会長はその一方で、もしバルセロナがJ・フェリックスを獲得しないとしても「彼のような素晴らしい選手に対しては、いつだってオファーがあるんだよ」と、そのほかにも移籍先候補があることを示唆。なおJ・フェリックスにはベンフィカやサウジアラビアからの興味がささやかれている。
なおスペイン『マルカ』は、バルセロナの9月1日の予定を報道。同クラブはバルサ・ビジョンの一部権利を買い取った フォンド・リベロから2000万ユーロが支払われるのを待っている状況で、その金が届いた際にはまずDFイニゴ・マルティネスの選手登録を完了させ、さらにマンチェスター・シティDFジョアン・カンセロのレンタルでの獲得を実現する予定とのこと。またDFクレマン・ラングレがアストン・ヴィラ、FWアンス・ファティがブライトンにレンタル移籍することで、サラリーキャップにはもう少しだけ余裕ができるとみられる。
バルセロナがJ・フェリックスの獲得を実現するのは、以上の行動の後になるようだ。同クラブはポルトガル代表FWをレンタルで引き入れる資金的な余裕があることを信じているようだが、しかし100%確信を持っているわけではない様子。『マルカ』は、もしサラリーキャップで引っかかる場合にはFWアブデ、DFエリック・ガルシア、DFマルコス・アロンソといった選手を放出する可能性を示唆している。
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