レアル・マドリードは8日、セルビア代表FWルカ・ヨヴィッチ(24)のフィオレンティーナ移籍を発表した。
ヨヴィッチはこれまでの報道通り、イタリアのクラブに加わることになった。フィオレンティーナは同選手と2024年までとなる2年契約を結び、2025年まで契約していたレアル・マドリードはフリーでの放出を許容する代わりに、同選手の将来的な売却で50%の金額を受け取る権利を手にした。
レアル・マドリードにとってヨヴィッチは、クラブ史に残る最悪の補強の一つとされる。
2019年、レアル・マドリードはフランクフルトに移籍金6300万ユーロを支払ってヨヴィッチ獲得。6300万ユーロはクラブ史上8番目、FWの補強としては元ブラジル代表FWロナウド氏の4500万ユーロを上回り歴代最高額だった。しかしながらセルビア代表FWがレアル・マドリードに在籍した2年半(半年間フランクフルトにレンタルで出戻り)で、出場時間は1566分、得点数はわずか3ゴールのみにとどまる。加入時には、FWカリム・ベンゼマの競争相手になることを期待されながらも、どの監督からも信頼されることはなかった。
レアル・マドリードはヨヴィッチの年俸負担を重荷に感じ続け、たとえ移籍金の回収が無理としても今夏での放出を望んでいたようだ。果たしてヨヴィッチは、フィオレンティーナでフランクフルト時代の輝きを取り戻すことができるのだろうか。
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