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なぜレアルは当たり前のように逆転勝利を果たすのか…クロースが秘密を明かす「絶対的な自信を持つ僕らはワンチャンスで流れを変える。そこで相手は恐怖する」 | ラ・リーガ

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なぜレアルは当たり前のように逆転勝利を果たすのか…クロースが秘密を明かす「絶対的な自信を持つ僕らはワンチャンスで流れを変える。そこで相手は恐怖する」 | ラ・リーガDAZN
【欧州・海外サッカーニュース】レアル・マドリードが逆転勝利をアイデンティティーにしてしまう理由。

レアル・マドリードMFトニ・クロースが、同チームに宿る逆転の精神について語った。

歴史的に逆転勝利をクラブアイデンティティーとしているレアル・マドリード。とりわけ現在の陣容はその気質が強く表れており、2021-22シーズンのチャンピオンズリーグ決勝トーナメントでは、全ラウンドで敗退の危機に陥りながらも、劇的勝利を果たし続けながら優勝まで達成している。

なぜ、この白い巨人はいつもスコアをひっくり返せてしまうのか。スペイン『エル・パイス』とのインタビューでその理由について問われたクロースは、自チームと対戦相手の精神面も大きく作用していることを説いた。

「マドリードが0-2のビハインドを負っても動じない理由? 戦術を維持し続ける。スコアに関係なく自分のクオリティーを信じ続ける。これには心理的な面もあって、何度も同じことを繰り返せば自信を深めることができ、チーム全体が信じられるようになる。耐えていさえれば、試合はまた新しいチャンスをくれるんだってね」

「チームメートも同じメンタリティーを持っていて、あきらめることがない。自分たちにはできるって分かっているんだよ。僕たちは、絶対に試合をあきらめない」

「僕たちはたとえビハインドを負っていても、いつだって戻ってくる。相手チームはそのことを知っている。試合終了のホイッスルが吹かれるまで、僕たちはずっと勝負し続けているのさ。14回目のCL優勝を果たしたシーズンでは、そのことをしっかりと感じられたはずだ」

「強力なチームを相手に自分たちが負けているとき、一つのチャンスや一つのゴールが試合の流れを変える。そこで相手は負けるかもしれないと考え始めるんだ。僕たちは以前にもそういうことをしてきたわけだからね。ベルナベウは目覚め、立ち上がり、最後には選手の一人となる。そのすべてが僕たちのプレーと相手のプレーに影響を与えるんだよ」

クロースはまた、カルロ・アンチェロッティ監督がただのモチベーターであることを否定。その話の中で「自分はチームのためにプレーしてこそ、はじめて良い選手になれる」と、自分自身の特徴についても語っている。

「アンチェロッティは選手に自由を与える監督か? そういうわけでもない。カルロが指揮するチームにはいつだって戦術が、各選手に対するアイデアが存在する。何より重要なのは、彼が僕たちのことを完璧に理解していることだ。僕たちがいつだって、チームのために最善を尽くそうとしていることをね」

「最善とは何か? 僕たちは自分一人のためだけに輝こうとはしない。僕のフットボールの考え、プレーのベースにあるものもそれだよ。自分はチームのためにプレーしてこそ、はじめて良い選手になれる。それが僕のクオリティーなんだ。自分のためだけにプレーすれば、僕はそこまで良い選手じゃない。僕は助けるためにプレーをしている。ほかの選手たちが最高のプレーを見せれば自分だって最高になれる。カルロは、各状況で自分に何を言うべきかを知っているんだ」

レアル・マドリードはポゼッション、カウンターのどちらも武器とするチームだが、クロースは一つのプレースタイルにこだわるよりも、ピッチ上の状況に臨機応変に適応することの方が大切と語る。

「何よりも大切なこと、僕たちがここ数年行ってきたこと……それは“適応する”ということだった。僕自身はボールを保持して主導権を握ることを好んでいるが、ボールをそこまで保持することなく、自分たちのクオリティーをスペースをつくるために生かす日もある。僕たちが擁するアタッカーたちならば、素早く相手に打撃を与えられるからね」

「たった一つのプレーアイデアだけでもうまくいくかもしれないが、難しい試合を強いられることだってあるだろう。相手が同じアイデアの持ち主で、その日に自分たちよりも調子が良かったとしたらね。でも、僕たちは試合に適応して、違う形で打撃を与える術も知っている」

「ボールを保持して良質なプレーを見せられる試合がある一方、ボールを持てずに苦しむ試合もある。でも、それにも適応することができるってわけだ。大切なのは、そうした試合でも不都合を感じないよう学ぶことだ。自分みたいにボールを求める選手にとっては簡単じゃないことだとしてもね。ボールを持たず、守って、カウンターや相手のミスに乗じなければいけないときだってあるし、そうすることを受け入れる必要があるんだよ」

クロースはレアル・マドリーの選手たちがまるで子供のようにプレーを楽しんでいるとの意見に、次のように返答した。

「そうかな(笑)。もっとプレッシャーがあるし、良いときも悪いときもあるよ。世界中のファンのためにプレーしているとしたら、子供の頃にはなかった責任というものが存在するんだ。でも、そうしたことを忘れて、子供の頃のように楽しめるときだってあるね」

「自分がフットボーラーではなかったら? いいかい、僕はこれまでずっとフットボーラーだったんだ」

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