バルセロナに所属するスペイン代表FWアンス・ファティは、微妙な状態が続いているようだ。スペイン『アス』が報じた。
バルセロナで負傷を繰り返し、9月のUEFAネーションズリーグに臨むスペイン代表にも選外となったファティ。クラブでは2022-23シーズン開幕から公式戦8試合2ゴール2アシストの結果を残しているが、先発したのは1試合のみだ。
『アス』によれば、ファティの状況について問われたバルセロナのスタッフは「100%ではない」と回答したとのこと。チームとともに練習を続けてはいるものの、3年前のブレイク当初のような印象的な様子ではないようだ。
ファティは2020年11月に左ヒザに大ケガを負い、それから負傷を繰り返すことに。それから4度の手術を受け、2021年にはハムストリング断裂という大きな試練にも見舞われて長期離脱を強いられた。
ハムストリングの問題を抱えた後は2022年5月初めに退院したが、かつてのようなスピードやパワーを取り戻すことはできておらず。チーム内では、スピードやパワーの計測数値は通常通りだが、自らブレーキを踏んでいるような状態だと評価されているという。
また、ファティは2022年1月に手術を回避することを発表。保存療法による治療で回復に努めていくとしていた。『アス』はそのことが「正しかったかは分からない」としながらも、結論は今後次第になると指摘。バルセロナではポジションを争うメンフィス・デパイが戦列離脱を余儀なくされており、カタール・ワールドカップ(W杯)を目指すファティにとって10月にアピールできるかどうかが焦点になると論じられた。
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