バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、スーパーリーグ構想について語っている。『Sorona』が伝えた。
プレミアリーグ、セリエA、ラ・リーガなど欧州各国リーグのビッグクラブのみによって争われる構想のスーパーリーグ。レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が組織のリーダーを務め、2021年4月に創設が正式発表されたが、直後に大きな批判を浴びて事業停止に至った。
また、バルセロナも意欲的な参加クラブの一つと伝えられているが、ラポルタ会長は「私はバルセロナの代表としてすべてが上手くいっている状態でスーパーリーグに参加した」とコメント。エリートクラブによる排他的な考えではなく、各国リーグの頂点として可逆的な入れ替えが行われることを望んでいたと説明した。
「根底にあったのは、閉じたリーグに終止符を打とう、実力主義の開かれたスーパーリーグを作ろうということだった。また、スーパーリーグを各国のリーグと統合することも、私にとってとても重要なことだ」
スーパーリーグに対する批判の中には、各国リーグの縮小に繋がるとの指摘もあるが、ラポルタ会長は「私は各国のリーグを信頼している。スーパーリーグが各国リーグに取って代わるというのは間違いだろう」との考えを抱いていると明かした。
一方で、ビッグクラブ同士による対戦の連続は観戦疲れをもたらすだろうとの見解も示した。
「ビッグクラブ同士が延々と対戦しても、結局疲れてしまうと思う。サッカー好きが疲れてしまうんだ。比較的小さなチームが大きなチームを倒すのは素晴らしいことだし健全だ。下馬評で下回るチームを応援するのはとても楽しめる。ギリシャが欧州選手権を制覇した例を考えてもとても良いことだし、レスターがイングランドで優勝したのも特別で、それがサッカーだ」
ラポルタ会長は結論として、自身がスーパーリーグを支持することを改めて示しつつ「同時に各国リーグを維持することも重要だ」とコメント。UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)に替わる大会として、スーパーリーグ構想に期待を寄せ続けているようだ。
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