スペインは8日にEURO2024予選グループA第3節、アウェーでのジョージア戦に臨み、7-1の大勝を飾った。この試合ではFWラミン・ヤマルが同代表最年少でデビューを果たし、さらにゴールをも決めている。
今年4月、バルセロナ史上最年少となる15歳9カ月16日でトップチームデビューを飾ったラミン・ヤマルが、スペイン代表でも偉業を達成した。
今季、バルセロナでレギュラーとして衝撃的なプレーを連発する同選手は、このジョージア戦でスペイン代表最年少デビューの新記録も樹立している。前半終了間際、MFダニ・オルモとMFマルコ・アセンシオの負傷によってMFニコ・ウィリアムズとともにピッチに入った同選手は、16歳57日での出場を達成。同じくバルセロナに所属するMFガビが2020年9月、17歳62日でデビューして打ち立てた記録を1年以上更新した。
ラミン・ヤマルはこの試合の後半、最年少デビューだけでなく最年少ゴールの記録も更新。74分、ペナルティーエリア内右でニコ・ウィリアムズの横パスを受けると、多数のジョージアDF陣を前に隙間などほぼ見当たらない中で左足を振り抜き、針の穴のようなスペースを突いて枠内左隅にボールを収めた。バルセロナFWはこちらでも、これまでガビが保持していた記録(2020年9月に17歳311日でゴール)を上回った。ちなみに、ヤマルはバルセロナのトップチームではまだゴールを決めていない。
衝撃を与え続ける新星はジョージア戦後、スペイン『TVE』とのインタビューで、自らも現在起こっていることを信じられずにいるようだ。
「こんなこと想像していたか?僕は現在進行形で夢を見ているよ」
「僕を信頼してくれる代表監督、チームメートに感謝をしたい」
「相手に2メートル近くある選手もいた? 相手選手の変化は明らかだ。U-17と大人のチームでは全然違うねで。でも、同様にチームメートも素晴らしい選手たちばかりだ」
スペインがラミン・ヤマルをこれだけ早くフル代表デビューさせた背景には、彼の父親のルーツであるモロッコの代表チームが、積極的に勧誘を行っていた事情もあった。
「自分の決断について? スペイン代表で幸せなのはプレーを見れば分かってもらえると思う。一緒に様々なことを成し遂げられたらいいね」
またスペインを率いるルイス・デ・ラ・フエンテ監督は「ラミンには日々驚かされる。16歳の若者がこういったレベルの環境で、あれだけ自信に満ちて平然とプレーできるなんて信じられんよ」と、物怖じすることなくその才能を発揮するラミン・ヤマルに舌を巻いている。
関連記事
●先制点アシストのレアル・ソシエダMF久保建英に現地メディア「絶対的な存在」 | ラ・リーガ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。