バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、今夏に自クラブの資産を売却している正当性を説いた。スペイン『マルカ』が伝えている。
バルセロナは今夏、ラ・リーガのテレビ放映権の25%を売却するなど資産を切り売りして積極補強を敢行。クラブの未来の収入を削っているとして批判の声が後を絶たない状況だ。
そうした状況でラポルタ会長は、バルセロナとUNHCR(連難民高等弁務官事務所)の提携発表に参加して報道陣を前にコメント。バイエルン・ミュンヘンのユリアン・ナーゲルスマン監督が「バルセロナは金もないのに選手を獲得している。奇妙で少しクレイジーだね」と発言したことについて見解を求められ、次のように返答した。
「私からお願いしたいのは、自分たちの残高に集中してほしいということだ。彼らはレヴァンドフスキの放出で大きな額を手にしたんだ。私はすべての者に敬意を払う。他クラブの財政について口出しはしない」
「資産売却の批判について? おそらく私たちがしていはいけないことをしたと考えられているのだろうが、バルセロナの力と私たち理事会の前に進む意思がみくびられている。それは無知というものだし、私たちのクラブの情報が不足しているよ。“テコ入れ(資産売却)”はクラブを随分と強化した。私たちはもう、ページをめくったんだ。バルサには120年以上の歴史がり、その資産には大きな勝ちがある。他クラブの資産価値を優に上回っている」
「私たちはほかからオファーされた50年間ではなく、25年間のテレビ放映権売却で6億6700万ユーロを手にした。そのことが理解できるかい? 私たちは良い仕事を実現しているということだ。もちろん、やらないに越したことはなかったが、しかし必要なことだったし、フットボールは待ってなんかくれないんだ。バルサのファンは勝利することに慣れ親しんでおり、私たちは他クラブより厳しい要求を突きつけられている。このクラブには4億人のファンがおり、彼らの厳しい要求に応えなくてはいけないんだ」
「私はほかのことに首を突っ込まないし、他クラブの人間もそうしてくれるように願いたい。私たちが競争するのはピッチ上であり、誰がより良い仕事を実現したのかを見てみようじゃないか」
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