FIFAワールドカップ・カタール2022は、日本時間11月21日(月)～22日(火)にグループリーグの3試合が開催される。
今回はグループリーグA・B全3試合の見どころ・試合日程を紹介する。
イングランド対イラン｜グループB第1節
7大会連続16度目の出場となるイングランドと、3大会連続6度目の出場となるイランが相まみえる。
昨夏のEURO2020で準優勝に終わったイングランドは前回のロシア・ワールドカップ（W杯）で1990年以来のベスト4入り。今大会は、母国開催だった1966年大会以来の優勝を目指す。9月のUEFAネーションズリーグからぶっつけで大会に臨むチームはデクラン・ライスやハリー・ケインのほか、フィル・フォーデンやブカヨ・サカなど活きのいいヤングスターも招集。守備の中心を担ってきたハリー・マグァイアがクラブで調子を落としていたことで最終ラインに懸念があるだけに、初戦をクリーンシートで勝利して自信を深めたい。
一方のイランはアジア最終予選グループAで首位通過。今大会では、メフディ・タレミやサルダル・アズムンといった母国のスター選手と共に、初の決勝トーナメント進出を狙う。チームを率いるのは、国際経験が豊富なカルロス・ケイロス監督。イングランドのこともよく知る知将の下、史上初のグループステージ突破に向けて初戦で勝ち点1奪取なるか。
キックオフ時間：2022年11月21日(月)午後10:00
放送・配信予定：NHK｜ABEMA
セネガル対オランダ｜グループA第1節
2大会連続3度目の出場となるセネガルと、2大会ぶり11度目の出場となるオランダが激突する。
アフリカの5つの切符のうちの一つを確保したセネガルは、2002年大会のベスト8という過去最高成績を目指す。しかし、大会直前にエースのサディオ・マネが負傷し、欠場が決まってしまうという大打撃に見舞われた。GKエドゥアール・メンディやカリドゥ・クリバリ、イスマイラ・サールとタレントは豊富だが、マネ不在の中でホスト国と同居するグループを突破できるか。オランダ戦で最低限の勝ち点1を獲得できれば、2002年の躍進を支えたレジェンドであるアリウ・シセ監督率いるチームに光明が見えるはずだ。
キックオフ時間：2022年11月22日(火)午前1:00
放送・配信予定：ABEMA
アメリカ対ウェールズ｜グループB第1節
2大会ぶり11度目の出場となるアメリカと、16大会ぶり2度目の出場となるウェールズが初戦で対戦する。
母国開催の1994年からサッカーを発展させてきたアメリカだが、ロシアW杯は痛恨の予選敗退。2大会ぶりのW杯となる今大会は、2002年のベスト8以上の成績を虎視眈々と狙う。そのためにはチームのスター選手であるクリスチャン・プリシッチが輝きを放つことが絶対条件になるだろう。エースにマークが集中すれば、ウェストン・マッケニーの攻撃参加もポイントになる。
一方のウェールズは欧州予選プレーオフを勝ち抜いて64年ぶりの大舞台にたどり着いた。とはいえ、EURO2016でベスト4入りしたように、波に乗った時の爆発力は侮れない。ガレス・ベイルはウェールズにとってビッグマッチで常に頼りになる存在で、ネコ・ウィリアムズやダニエル・ジェイムズら活きのいい若手も招集。力が拮抗しているとみられるアメリカとの初戦は激戦必至で、両チームにとって今大会の行方を占う重大な一戦となるだろう。
キックオフ時間：2022年11月22日(火)午前4:00
放送・配信予定：NHK｜ABEMA