FIFAワールドカップ・カタール2022は、日本時間11月25日(金)~26日(土)にグループリーグの4試合が開催される。
今回はグループリーグA・B全4試合の見どころ・試合日程を紹介する。
ウェールズ対イラン|グループB第2節
ギャレス・ベイルやアーロン・ラムジーといったスターを擁すウェールズだが、第1節ではアメリカと1-1でドロー。特に前半はエンジンがかからず、PKから得点を決めたとはいえベイルの存在感も希薄だった。イングランドをグループ突破の本命と置いた場合、アメリカと2位通過を競り合うポジションとも見られ、イラン戦では可能な限り点差をつけて勝利したいところか。
対するイランは第1節でイングランドに2-6で大敗。失点を喫したところから前がかりになり、好調の相手アタッカーに自由を与えてしまう流れとなった。イランが突破を目指すためには得失点差勝負に持ち込まれることは避けたく、そのためにも残り2試合の勝利は必須。落ち着いた守備から入り、必ず訪れるであろうチャンスを確実に生かしたい。
キックオフ時間:2022年11月25日(金)午後7:00
放送・配信予定:ABEMA
イングランド対アメリカ|グループB第2節
開幕節でイランに6-2で快勝する最高の滑り出しを見せたイングランド。期待の若手MFジュード・ベリンガムが先制点を奪取した後、ブカヨ・サカ、ラヒーム・スターリングらプレミア勢が続々と結果を出して調子の良さを見せつけた。全勝での首位通過を目指す有力国は、アメリカ戦でもパフォーマンスを継続することができるのだろうか。
アメリカはウェールズ戦の大部分で主導権を握り、36分にはティモシー・ウェアが完璧な抜け出しから難しいシュートを決め切ったが、終盤にPKから失点を喫して1-1で試合を終了。イングランドが突破の最有力とみられる中では引き分け以上を目指す戦いが現実的となるが、強みである前線の連係を生かす時間も作らなければ苦しい戦いを強いられることになりそうだ。
キックオフ時間:2022年11月26日(土)午前4:00
放送・配信予定:NHK|ABEMA
カタール対セネガル|グループA第2節
開催国カタールは開幕戦でエクアドルと対戦して0-2で敗戦。試合の入りから固さが見られるプレーが続くと前半中に2失点を喫した。その後は3点目こそ奪われなかったものの試合を通じて見せ場を作ることができず。アジアカップ2019で得点王とMVPに輝いたアルモエズ・アリも完全に沈黙した。セネガルとの一戦では開催国の意地を見せ、第3節まで突破の可能性を繋げたい。
セネガルは大会でも有力国に挙げられるオランダと対戦して0-2で敗戦。とはいえ、試合を通じて簡単にやられる場面はなく、チャンスを作ることもあった。カタールが2戦目で奮起してきた場合は開幕戦とはまったく違ったチームとなるが、セネガルも絶対に落とせる試合ではなく、真っ向からぶつかり合う激しい試合になりそうだ。
キックオフ時間:2022年11月25日(金)午後10:00
放送・配信予定:NHK|ABEMA
オランダ対エクアドル|グループA第2節
世界最高峰のディフェンダーであるフィルジル・ファン・ダイクを中心に据える3バックやフレンキー・デ・ヨングのゲームコントロール、デンゼル・ドゥンフリースの突破力などを武器に、第1節でセネガルに2-0で競り勝ったオランダ。グループA突破の最有力国は前評判に違わぬ実力を発揮しているが、決勝トーナメント進出が決まる可能性のある今節もきっちりと勝ち点3を奪い、さらなる激闘へ向けて余裕のある状態で第3節を迎えられる状態を整えたい。
対するエクアドルは開幕節にて開催国カタールに2-0で勝利。会場は完全にカタールを後押ししていたが、序盤から強度の高いプレーで圧倒して雰囲気を一変させた。エクアドルの強みはやはり中盤の密度となるが、今節ぶつかるオランダをはめ込むためには並外れた集中力と細かなケアが必要となる。無理せず割り切った戦いを選択し、勝ち点1以上を目指すのもひとつの選択肢となり得そうだ。
キックオフ時間:2022年11月26日(土)午前1:00
放送・配信予定:テレビ朝日|ABEMA