16日にFWキリアン・エンバペの入団セレモニーを開いたレアル・マドリード。フロレンティーノ・ペレス会長はその場で、「親愛なるキリアンよ、皆が想像できないほどに尽力してくれてありがとう」と語っていたが、その尽力についてスペイン『マルカ』が解説している。
エンバペは子供の頃から憧れたクラブであるレアル・マドリードに加入するため、一体どのように尽力したのか、またはどんな犠牲を払ったのか……。『マルカ』が第一に挙げるのは、収入面だ。
エンバペはパリ・サンジェルマン(PSG)でレアル・マドリードがまったく支払う気のない大金を受け取っていた模様。その額は年間2億ユーロ(約340億円)で、所得税など抜かせば1億ユーロ(約170億円)であったようだ。なおPSGはエンバペに対して、似たような金銭的条件でさらに4年の契約延長をオファーしていたとされるが、それでも同選手はレアル・マドリードでのプレーを選択したとのことだ。
『マルカ』はそのほか、エンバペがPSGで確率した絶対的なスター選手という座、背番号10や7(レアル・マドリードではそれぞれMFルカ・モドリッチとFWヴィニシウス・ジュニオールの番号で、エンバペは9番をつける)、さらにはフランス人にとっては極めて重要なパリ五輪参加もあきらめて、スペイン首都にやって来いたと記している。
またエンバペのレアル・マドリードでの収入についてだが、『マルカ』はフリー移籍によるボーナスが1億〜1億1500万ユーロ(約170〜200億円でネットかグロスかは不明。契約した5年間を通して支払われる)、年俸がチームトップとなる1500万ユーロ(約26億円、ネット)と記載。そしてこれまではデイビッド・ベッカムでもクリスティアーノ・ロナウドでも、例外なく50%ずつ分け合っていた肖像権収入についてペレス会長は60〜80%の権利をエンバペ側に譲渡することを許容したようだ。ちなみにエンバペはPSGで、年間3000万ユーロ(約51億円)の肖像権収入を得ていたとされる。
レアル・マドリードとエンバペはそのほか、バロンドール受賞を含めた出来高での収入も契約条項に含んでいるようだ。
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