レアル・マドリードと今季限りで契約が切れるMFルカ・モドリッチが、契約延長を結べない可能性が出てきた。スペイン『マルカ』が報じている。
来年9月で38歳となるモドリッチは、レアル・マドリードであと1シーズンの間プレーすることを望んでおり、同クラブからの契約延長オファーを待ち続けているという。だがクラブ側がオファーを提示するかどうかは、ボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガムの獲得次第になっているという。
レアル・マドリードは2〜3月に、父親と何度も話し合いを重ねてきたベリンガムが自分たちを選択するのか、それともプレミアリーグなど他リーグに移るのかを知ることになる模様。同クラブはドルムントに移籍金1億ユーロ+インセンティブ3000万ユーロを支払う用意がありながら、金銭的な争奪戦ではマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマンにはかなわないことを自覚しており、14回のチャンピオンズリーグ優勝などその名声を最大の武器としてベリンガムの獲得実現を目指しているようだ。
もしベリンガムが加わり、さらにモドリッチ同様に今季限りで契約が切れるクロースが契約延長を選択した場合、レアル・マドリードはベリンガムら若手の居場所を確保するためにもモドリッチと契約を延長しない可能性が高まっている様子。なおベテランと若手のバランス取りについてはカルロ・アンチェロッティ監督とクラブ上層部との間で意見の食い違いがあるようだ。イタリア人指揮官は先に、「レアル・マドリードのレジェンドたちはこのクラブに残らなければならない」と発言していた。
レアル・マドリードでの現役引退がまるで絵空事と思い知らされる今回の報道。ただクラブ上層部は、もしレアル・マドリードで引退する選手がいるとすれば、それはモドリッチであるべきとも考えているそうだ。『マルカ』は、もしモドリッチが今季限りでスパイクを脱ぐことを決断する場合、そのままコーチングスタッフの一員になることを予想している。
関連記事
● 【コラム】久保建英、たどり着いたフットボール界のトップレベル…レアル・ソシエダと旋風を巻き起こしている理由|ラ・リーガ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。