ミランは19日、スペイン代表FWアルバロ・モラタ(31)の獲得を発表した。契約期間は2028年で、1年の延長オプションがつく。
報道と本人が認めていた通り、モラタのミラン移籍が決定。ミランはアトレティコ・デ・マドリードとモラタの契約解除金である1300万ユーロを支払ったようだ。
これまで2回ユヴェントスに在籍したモラタにとっては、3回目のイタリア移籍。その決め手となったのはイタリア人である妻の存在やスペインで容赦のないブーイングを浴びせられていること、そして年俸400〜500万ユーロでの長期契約だったとされている。モラタは移籍が決まる直前、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に次のようにコメントしていた。
「イタリアでは素晴らしい敬意でもって僕を扱ってくれた。ミランで練習するため、セリエAに戻るためにバケーションに行く暇なんてないと思っている。まあ、妻や子供たちのためにバケーションは取らないといけないんだけどね」
「これから数年が、自分のキャリア最高の時期だと理解している。僕はミランのようなビッグクラブにいたいんだ」
なおモラタは今回の移籍で、発生させた移籍金総額が合計2億ユーロ(約340億円)を超えたとみられる(『トランスファー・マルクト』による推定額)。
モラタはまず、2014年に下部組織から過ごすレアル・マドリードを離れてユヴェントスに移籍(移籍金2000万ユーロ)。その2年後、レアル・マドリードが3000万ユーロの買い戻しオプションを行使してスペイン首都に復帰を果たしたものの、それから1年後には移籍金6600万ユーロでチェルシーに渡った。
モラタがチェルシーでプレーする日々は1年半で終わり、アトレティコに移籍(最初の1年半は買い取り義務の約束込みのレンタルで1800万ユーロ、次に完全移籍で3500万ユーロ)。だがアトレティコに完全移籍した2020年夏、今度はユヴェントスにレンタル移籍して合計2年プレーしている(1年のレンタル料が1000万ユーロ)。そして今回のミラン移籍で発生した移籍金が1300万ユーロで、移籍金合計学は2億200万ユーロとなっている。
モラタは昨季、ラ・リーガで15得点を記録。リーグ戦15得点はレアル・マドリードに在籍した2016-17シーズンに並ぶキャリア最高記録タイだ。また昨季は全公式戦で21得点を決めたが、こちらは2016-17シーズン、ユヴェントスでプレーした2020-21シーズンに記録した20得点を上回る、キャリア新記録となっている。
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