アトレティック・クラブFWニコ・ウィリアムズが、SNSアカウントを完全に閉鎖した。
4日のコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグ、本拠地サン・マメスでのオサスナ戦を1-1で落とし、2シーズン連続で決勝進出を逃したアトレティック。同クラブの一部サポーターはSNS上で憤りを露わにしていたが、この試合の後半に2度にわたって決定機を逃したN・ウィリアムズは最たる標的となってしまった。
28歳FWイニャキ・ウィリアムズの8歳下の弟は、数日前に『ツイッター』アカウントを閉鎖したばかりだったが、今回の件をきっかけに『インスタグラム』のアカウントも閉鎖。SNS上での活動を停止した。これに伴いアトレティックが、次のような声明を伝えている。
「ニコ・ウィリアムズがソーシャルアカウントの閉鎖による騒動において、私たちは彼と同意の上で次のことを伝えさせていただきます。コパ敗退という厳しい打撃の後、当該のソーシャルネットワーク上で敬意の欠如と侮辱的な形の重圧があったことで、ニコは彼のオフィシャルアカウントを停止しました」
「ニコは昨日、サン・マメスで喝采を送って支えてくれたファンの人々、今日愛情を示してくれているすべての人々に感謝をしています」
「ソーシャルネットワーク上でのある種の言動を根絶するため、全員で努力していけることを願わせていただきます。すべてがOKではありません」
なおスペイン『エル・コレオ』によれば、N・ウィリアムズが苦しんだのはあくまで侮辱的な発言であって、人種差別などではなかったとのこと。アトレティックは人種差別的なメッセージがあった場合、即座に訴えを起こす方針を立てている。
また兄のイニャキはニコが活動を止めたSNS上で弟に向けてメッセージ。「絶対に忘れるな。俺たちは過去に夢見ていたような日々を過ごしているんだ」と記している。
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