アヤックスは31日、セビージャに所属するアルゼンチン人MFルーカス・オカンポス（28）をレンタルで獲得したことを発表した。
先にFWアントニーを移籍金1億ユーロでマンチェスター・ユナイテッドに売却したアヤックスは、1年レンタルでオカンポスを獲得。次のような声明を伝えている。
「アヤックスはセビージャFC、ルーカス・アリエル・オカンポスと合意に達しました。アルゼンチン人選手は現在契約を結んでいるスペインのクラブから貸し出されることになります。レンタル期間は2023年6月30日までの1年間で、買い取りオプションがあります」
アヤックス当初は、移籍金2000万ユーロをセビージャに支払い、完全移籍でオカンポスを獲得すると報じられていたが、結局はレンタルで引き入れている。ただしレンタル料は400万ユーロ、買い取りオプションの行使価格は1600万ユーロとされており、買い取れば実質2000万ユーロを支払うことになるようだ。
オカンポスは2019年にマルセイユからセビージャに加入。1シーズン目には強力無比なサイドアタッカーとしてチームを引っ張る活躍を見せ、クラブ史上6回目のヨーロッパリーグ優勝に貢献したが、それ以降は徐々にパフォーマンスの質を落としていった。セビージャは結局、買い取りオプション付きのレンタルで放出したが、今夏が売り時と捉えていたようだ。
またセビージャは同日、オカンポスのレンタル発表前に、同選手の後釜であるベルギー人MFアドナン・ヤヌザイ(27)獲得を発表していた。今夏にレアル・ソシエダを退団してフリーとなっていたヤヌザイは、チャンピオンズリーグでプレーすることを強く望み、セビージャのような出場クラブが現れるのを辛抱強く待っていたとされる。
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