スペイン東部を襲った洪水によって、11月1〜4日に行われるラ・リーガ第12節の2試合が延期となった。
バレンシア自治州を中心としたスペイン東部で、10月29日から30日にかけて記録的豪雨による大規模な洪水が発生。10月31日までに150人以上の死亡が確認されている。
スペインプロリーグ機構ラ・リーガは「過去数十年で最悪」というこの洪水被害を受けて、ラ・リーガ1部の第12節バレンシア対レアル・マドリード、ビジャレアル対ラージョ・バジェカーノ、またラ・リーガ2部のカステジョン対フェロル・エン・カスタリア、エルデンセ対ウエスカ、レバンテ対マラガの延期をスペインフットボール連盟(RFEF)に要請。RFEFがこれを了承し、以上5試合の延期が決定している。
なお、欧州カップ戦に参加していないチーム同士の対戦であるビジャレアル対ラージョは日程的に余裕があるものの、バレンシア対レアル・マドリードはどこで開催できるかが大きな課題となる。というのも、レアル・マドリードがラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、インターコンチネンタルカップ、スペイン・スーパーカップなど多くの大会に参加しており、余裕がほとんど取れない状況のためだ。
バレンシア対レアル・マドリードはチャンピオンズリーグ・リーグフェーズのプレーオフ期間に開催されることが理想となるが、そのためにはレアル・マドリードがリーグフェーズを上位8位以内で終え、決勝トーナメントにストレートインしなくてはならない。現状で同チームは、11位につけている。
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