7日のラ・リーガ第16節、レアル・マドリードは敵地モンティリビでのジローナ戦に臨む。この試合の前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、昨季ほどの勢いはないながらも、現在8位と健闘するジローナへの警戒感を表している。
「難しい試合だ。ジローナはチャンピオンズも並行して戦いながらも良いプレーを見せているよ。素晴らしい競い方をするチームだし、私たちはラ・リーガ優勝を争うために真剣に戦わなければならない」
ここ7試合の成績が3勝4敗と負け越しているレアル・マドリード。批判が絶えない状況だが、アンチェロッティ監督はどう受け止めているのだろうか。
「批判は受け入れなくてはならない。チームは最高の姿を見せていないわけだからね。フットボールの世界では、誰よりも監督が責任を背負わなくてはいけないんだ」
「今の私はあまりにも叩かれている。皆、もう自分に疲れているのかもしれないが、私は疲れていない。今も幸せであり続けているし、批判についても理解を示すよ。批判はときに、素晴らしいことを成し遂げるためのガソリンにもなる」
ここ最近の4敗はバルセロナ、ミラン、リヴァプール、アトレティック・クルブ戦と強豪相手に喫したものだが、相手にハイプレスを仕掛けられると途端にチームが機能しなくなる。
「確かにリヴァプールとアトレティックはとても勇敢なチームだった。この問題を解決するためには、もっとダイレクトにプレーしなくてはならない。相手のプレスが素晴らしいとき、後方からのビルドアップに力を入れる必要などないんだ」
「私はイングランドでそのことを学んだ。ロングボールは一つの解決法だよ。たとえ背の高いFWがいなくても、セカンドボールにさえ勝てばいい。セカンドボールをこちらのものにすることこそが、最も大切なんだ」
アトレティック戦で、リヴァプール戦に続きPKを失敗したFWキリアン・エンバペの様子はどうなのだろうか。試合後には「僕は責任を背負う。自分が誰なのかを示していきたい」とのメッセージを発信していたが……。
「彼は現状を認識している。試合後にもメッセージを発していたし、私たちは彼とともにある。まだ最高の姿を見せてはいないが、それは彼も分かっているんだ」
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