レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督は、自身の去就についての質問にうんざりしている様子だ。
今季序盤にはブラジル代表監督就任が噂されたものの、現在はレアル・マドリードとの契約延長が近いと報じられているアンチェロッティ監督。28日に出席した会見でも去就についての質問が集中したが、イタリア人指揮官は何かを明言することを嫌った。
アンチェロッティ監督はある記者から「来季もマドリーで続けると断言できますか?」と問われると、質問の途中から指を回し始めて「違う質問をするチャンスをやるよ。異なるやつをね」と返答。対して記者が「来季もマドリーで続けると断言できないのですか?」と再度似たような質問をすると、「違う質問をするチャンスをやるよ」と繰り返した。
二回同じ返答をされた記者が断念して「起用できる選手が少ないですが、どうしましょうか? 下部組織の選手を起用しますか?」と話すと、アンチェロッティ監督は首を縦に振って、ようやく質問に対して向き合っている。
「君たちは私たちが下部組織を使わないと言うが、今こそ使うべきときだ。ニコ・パス、ゴンサロ、マリオ・マルティンのほか、テオ・ジダンも招集メンバーに含めるかもしれない」
「(Bチーム監督の)ラウールは素晴らしい仕事を成し遂げており、彼が指導する選手たちはすでに準備ができている。ただ同様にブラヒム、ルーカス・バスケス、フラン・ガルシアにもチャンスを与えなくはいけないがね。私は下部組織を信用しているよ」
アンチェロッティ監督は一方で、そのキャリアの中で最も大切なチームがどれかを問われ、こう返答した。
「ミランには大きな愛情を感じている。あらゆるチームを愛情とともに思い出せるよ。順位付けのように敬意を欠くようなことはしたくない。ただミランとマドリードには何か特別な感情がある」
「マドリードについては、単純に世界最高のチームだからだ」
また自身がレアル・マドリードで、アトレティコ・デ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督のように長期政権を築けるかを質問されると、次のように返している。
「分からないよ。シメオネのケースはファーガソンやヴェンゲルのように特別だ。シメオネを祝福するが、普通のことではないよ」
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