マンチェスター・ユナイテッドは19日、レアル・マドリードMFカゼミーロ(30)の獲得を発表した。
カゼミーロはレアル・マドリードと比べて2倍近くの年俸、同クラブよりも1〜2年長い契約オファー(発表では4年契約+1年の契約延長オプション)をユナイテッドから提示されて、移籍を決断した模様。また契約条件のほか、レアル・マドリードでの自身のサイクルが終わりつつあると感じていたことも、移籍の要因であったとみられる。
スペイン『マルカ』によれば、ユナイテッドはレアル・マドリードとのクラブ間交渉を移籍金7500万ユーロ+インセンティブ1500万ユーロで合意に導いたとのこと。ちなみにレアル・マドリードは2013年にサンパウロから移籍金650万ユーロでカゼミーロを獲得し、その後に60万ユーロでポルトに貸し出して、ポルトが買い取りオプションを行使した際に750万ユーロで買い戻した。つまりブラジル代表MFの獲得費用の総額は1340万ユーロとなり、今回の売却で単純に同額を差し引いても5700万ユーロの利益を得ることになった。
カゼミーロはレアル・マドリードで5回のチャンピオンズリーグ、3回のラ・リーガ優勝含めて18タイトルを獲得。MFトニ・クロース、MFルカ・モドリッチとともに中盤でトリオを結成し、その中でもアンカーとして最も守備的で、最も汗をかく役割を務めながらチームに貢献してきた。
レアル・マドリードは声明で、自クラブの歴史にその名を深く刻んだカゼミーロについて、次のように記した。
「カゼミーロはいつでも、私たちのクラブの価値観を体現する存在であり続けるでしょう。彼はレアル・マドリードのためにすべてを捧げてきた模範的選手なのです。レアル・マドリーは今もこれからも彼の家です。彼と彼の家族が迎える新たな日々での幸運を願っています」
なおレアル・マドリードは22日、クラブ練習場でカゼミーロの退団会見を開く予定となっている。
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