レアル・マドリードは28日、スペイン代表FWホセル・マト(34)がカタールのアル・ガラファに移籍することを発表した。
今季、エスパニョールからのレンタルによって下部組織に在籍したレアル・マドリード復帰を果たし、49試合18得点を記録する活躍でラ・リーガ&チャンピオンズリーグ優勝に貢献したホセル。レアル・マドリードから1年の契約延長をオファーされていた同選手だが、報道されていた通りカタールに移籍することになった。
レアル・マドリードはホセルの意思を尊重し、移籍のサポートに回っている。ホセル、エスパニョール、アル・ガラファの交渉がまとまらなかったところ、6月30日まで有効の150万ユーロの買い取りオプションを行使して自クラブに完全移籍させ、アル・ガラファに送り出したのだ。ホセルはアル・ガラファと、手取り年俸850万ユーロの2年契約を結ぶ。
ホセルは移籍発表後、SNSを通じて心のクラブであるレアル・マドリードとそのサポーターに対して、「グラシアス(スペイン語でありがとう)」を多用する感動的なメッセージを綴っている。
「ありがとう」
「感動と緊張でほとんど何も書くことができないが、自分が感じているすべてを表現する上で、この言葉が最高かつ、最も適したものだ」
「ありがとう、レアル・マドリード。自分の人生の中で、クラブの内と外、外と内で感じさせたくれたことすべてに。まだ子供だった僕に色々と教えてくれて、ありがとう。立派さ、それと同時に謙虚さの模範なってくれて、ありがとう。僕の夢を保ち続け、現実のものとしてくれて、ありがとう」
「ありがとう、会長。あなたは本当に偉大だ。同じく(ゼネラルディレクターの)ホセ・アンヘル・サンチェスにもありがとう。そして最も偉大かつ模範的なクラブの従業員の全員、それぞれにありがとう」
「ありがとう、監督。あなたのゲーム理解は素晴らしい。それから僕の家族になってくれたチームにありがとう。あれだけの情熱、愛情を与えてくれたファンにありがとう。あなたたちがいたから、僕たちを空を飛んだんだ」
ホセルは、自身の心や魂がレアル・マドリードとともにあり続けることを強調して、メッセージを締めている。
「昔、僕はここから去ったけれど、しかし一度も出て行ったことなんてなかった。今日だって同じで、僕はここを去るけれど、実際には残っているんだ。ありがとう。ホセルより」
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