レアル・マドリードMFトニ・クロースがラ・リーガ第10節、敵地サンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦(1-1)で、DFアントニオ・リュディガーとDFセルヒオ・ラモスが衝突したことについて振り返った。
レアル・マドリードはこのセビージャ戦で、かつての自チームの主将であり、魂そのものと称せる存在だったS・ラモスと再会。S・ラモスは古巣との一戦にもかかわらず、フットボール界屈指の肝の大きさを存分に見せつけ、レアル・マドリードの新たな問題児リュディガーと何度も衝突していた。
セビージャの37歳DFは、最初のコーナーキックの場面から平静を失いやすいリュディガーとやり合い、それが試合中ずっと続くことに。果てには、感情を昂らせて自分に詰め寄ってきたドイツ代表DFの両頬を引っ張るという行為にも及んでいる。
クロースは自身と兄弟のポッドキャスト番組『Einfach mal luppen』で、この二人の衝突を振り返っている。S・ラモスが両頬を引っ張った際、同胞DFが我を失いそうなほど怒り、なだめる必要があったことを明かした。
「セルヒオは彼の顔に『笑えよ』と笑みを浮かばせさせた。かなり熱い状況になっていたね。だから僕はアントニオにはっきり言ってやらなきゃいけなかった。『お前は累積警告にリーチがかかっているし、来週にはクラシコがあるんだ』ってね。あそこで冷静を失ってはいけなかったんだ」
「おそらく、それでアントニオに少しブレーキがかかった。そうでなければ、もっと楽しいことになっていただろうね」
セビージャ戦では試合終盤、両チームが少し揉めた場面があった。クロースはその場を収めようと、元チームメートに対して働きかけたようだ。
「僕はポジション的にセルヒオと少し距離が離れていた。でも終盤にイザコザがあったとき、僕から彼に『自分のチームを落ち着かせてくれよ』と言ったんだ。それでファン以外は鎮まってくれたね」
「その後、僕はセルヒオとドレッシングルームで再び顔を合わせたが、素晴らしい瞬間だった。マドリードでは長い間、一緒に成功をつかんできた。彼が世界最高のセンターバック、キャプテンの一人ということは、これまでに何度も言ってきたはずだよ」
なおリュディガーとセルヒオ・ラモスは試合終了後のピッチで、まるで何事もなかったのように熱い抱擁を交わしていた。
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