レアル・マドリードの決定力が、今季に入ってから大幅に低下している。
27日に行われたラ・リーガ第7節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのラス・パルマス戦では、前半に雨のようにシュートを降らせながらもアディショナルタイムにMFブラヒム・ディアスがゴールを決めるだけにとどまり、後半にFWホセルが加点して勝利したレアル・マドリード。合計シュート数21本、枠内シュート数9本にしては物足りない結果だった。
しかしレアル・マドリードはラス・パルマス戦だけでなく、今季に入ってからそのような展開を繰り返し続けている。今夏にFWカリム・ベンゼマが去った同チームは今季公式戦8試合で14得点を決めているが、そのために165本のシュートを必要としている。つまり平均では11.8本のシュートを打ってようやく1ゴールが決まる計算だが、これは1990年代後半からスポーツデータ 『Opta』がデータを記録するようになって以降、レアル・マドリードにとって最低の決定力であるという。
なお、決定力不足に喘ぐレアル・マドリードで一人気を吐いているのが、新加入のMFジュード・ベリンガムで、今季6試合6得点を記録している同選手は、3.2本のシュートで1ゴールを決めている。その一方で、深刻な決定力不足に陥っているのがFWロドリゴだ。同胞FWヴィニシウス・ジュニオールの負傷離脱中に、より大きな責任を背負ったブラジル代表FWだが、第1節アトレティック・クルブ戦以降はノーゴール。28本のシュートで1ゴールしか決められていない。
ベンゼマの退団からパリ・サンジェルマンFWキリアン・エンバペなどの大物ストライカー獲得を求められながら、結局動くことがなかったレアル・マドリード。現在の戦力でここから決定力を引き上げ、今季を成功のシーズンにすることはできるのだろうか。
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