レアル・マドリードの2023-24シーズンの決算を報告。フットボールクラブとしては初めて、売上高が10億ユーロ(約1700億円)を超えている。
レアル・マドリードの報告によると、同クラブの昨季売上高は2シーズン前から2億3000万ユーロ(約400億円)アップの10億7300万ユーロ(約1800億円)を記録。バルセロナ、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、リヴァプール、バイエルン・ミュンヘンといったメガクラブに先んじて10億ユーロの壁を超えている。
レアル・マドリードが売上高を伸ばした理由としては、マーケティング収入とスタジアム収入を伸ばしたことが挙げられる。前者では今年2月にHP(ヒューレット・パッカード)社と年間7000万ユーロ(約120億円)のスポンサー契約を結び、後者では全面改装工事がほぼ終了したベルナベウでVIPゾーンの売上が大き伸びている。
レアル・マドリードは2シーズン前と比べて32%アップとなる1600万ユーロ(約27億円)の利益を手にして昨季を締めくくった。また純負債は800万ユーロ(本拠地サンティアゴ・ベルナベウの全面改装工事費は除く)となっている。
そしてレアル・マドリードは今季から、天井が開閉式となり、ピッチを地下に格納することができるベルナベウを、イベント会場としてフル稼働させていく予定。すでにテイラー・スウィフトやカロルGらがコンサートを開いた同スタジアムの収入は飛躍的に伸びることになり、今季の売上高が最高地点となることはなさそうだ。
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