スペインフットボール連盟(RFEF)会長のラファエル・ロウサン氏が、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長と交わした会話の内容を明かしている。
スペイン女子代表ジェニファー・エルモーソの口にキスをしたことをきっかけに辞任したルイス・ルビアレス氏に代わり、昨年12月からRFEF会長を務めるロウサン氏。スペイン『チリンギート』とのインタビューに応じた同氏によれば、ペレス会長はスペインフットボールの審判およびレフェリングに大きな不満を抱えているようだ。
レアル・マドリードは自クラブの公式テレビチャンネル『レアル・マドリードTV』を通じて審判批判を展開し続けているが、ロウサン氏曰く、ペレス会長は自分たちが被害を受けていると考えているようだ。
「私とフロレンティーノは、これ(RFEF会長)になる前から良い関係を築いている。そしてフロレンティーノは、自分たちが審判やそのほかの被害者であることをはっきりと公言しているわけだ。皆がすでに周知の通りにね」
「1年前、(スペイン・スーパーカップ開催地の)アラビアで彼は私に言ったよ。『審判の件は君たちが解決をしてくれ。彼らは私たちに被害を与えている。私たちは審判のせいでじつに多くのタイトルを失った』と。そして今回、私からは彼にこう言わせてもらったんだ。『私は会長になったばかりだ。メーターをゼロにして、良い方向に進めて行きたい』とね」
「ああ、確かに彼は執着する人物だよ」
ロウサン氏はまた、ペレス会長がバルセロナの審判買収疑惑ネグレイラ事件の解決を自身に求めたことも明かした。レアル・マドリードはネグレイラ事件について「自分たちの正当な利益を守る上で裁判官が被害者側の審理を行う際に出廷する」と、バルセロナ側の責任を追求するスタンスを取っている。
「フロレンティーノはネグレイラ事件のことを私に思い出させたりもする。『ネグレイラ事件を解決してくれ』とか何とかね。彼にはすでに司法の手に委ねられたことだと言っている。一体、私が何を解決すればいいんだ?」
「フロレンティーノは私に、『いつかイングランドの審判を持ってきて、こっちで笛を吹かせる』とも言っていたよ」
ロウサン氏が率いるRFEFの新体制では、ラ・リーガ会長のハビエル・テバス氏が副会長を兼任することに。テバス氏とでルビアレス氏は犬猿の仲だったが、ロウサン氏が歩み寄りを見せて両組織の関係は正常に戻りつつある。
では、今なお犬猿の仲であるテバス氏とペレス会長が手を取り合う日は、いつか訪れるのだろうか。ロウサン氏はそれについては難しいとの見解を示している。
「テバスとフロレンティーノは同じテーブルに座らせる? それはとても難しいね。困難な挑戦はいくつもあるが、それはさらに難易度が高いよ」
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