レアル・マドリードDFフェルラン・メンディなどの代理人を務めるイヴァン・ル・ミー氏が、FWキリアン・エンバペの母親であり代理人でもある母親ファイザ・ラマリ女史の振る舞い方に否定的な見解を示している。
PSGやレアル・マドリードとの交渉方法が強引に見えるなど、現在その手腕について疑問視されているファイザ・ラマリ女史だが、フランス『RMC』の番組“After Foot”に出演したイヴァン・ル・ミー氏も同様の見解を示す。
イヴァン・ル・ミー氏は、ファイザ・ラマリ女史に代理人としての力量がないことを指摘した。
「代理人は彼女の仕事ではなく、その仕事を扱えるだけの力がない。私もレストランを開こうと思いついたが、料理を知らなかったから考え直したことがある。ときには現実に目を向け、自分ができることを自覚すべきなんだ。彼女が息子やほかの選手たちを管理するには、その資格が必要だと思うがね」
2年前の夏、エンバペ&ファイザ・ラマリ女史と個人合意に至っていたレアル・マドリードは、PSGに移籍金2億ユーロを提示したものの売却を拒否されたために獲得を実現できず。さらにエンバペとPSGの契約が切れる状況だった昨夏に再び獲得を試みたが、その際には同選手が土壇場でPSGと2年の契約延長を結んだ。そして今季、エンバペ&ファイザ・ラマリ女史はPSGに対して、契約延長オプションを行使することなく現契約が終了する2024年に退団する意思を示し、同クラブと揉めることに。ただレアル・マドリードが今夏エンバペを獲得するためには約4億ユーロ(約630億円)の費用が必要とされ、実質的に不可能とみられている。
「もし彼(エンバペ)がしっかりした代理人と契約していたならば、2年前のレアル・マドリードとの交渉ですでに移籍が成立していたはずだ」
「規範や習慣などを知らずに歴史的クラブの首脳陣と交渉の席につき、まるで長年の友達のように話せば、おそらく物事が機能することはない。きっと彼女は状況を扱う術を知らず、ここまで来てしまったのではないだろうか。エンバペはまだパリにいるが、満足していないように見受けられる。」
「現在のレアル・マドリードには、彼を獲得するだけの金がない」
「レアル・マドリードにネットで4000万ユーロという年俸を支払うことはできない。そこに3000万ユーロとかいうボーナスが加わるならば、なおさらだ。彼はネットで年間7000〜7500万ユーロも手にしているが、カリム・ベンゼマの年俸は1300万ユーロだった。そのことを考慮すべきなんだよ」
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