レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、前線のポジション争いについて語っている。
21日にラ・リーガ第32節、敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦に臨むソシエダ。その2日前に、同試合に向けての会見に臨んだイマノル監督は、4-3-3の前線3枚のポジション争いについて言及している。
イマノル監督はまず、FWウマル・サディク、FWアンドレ・シウバを差し置いてFWミケル・オヤルサバルを1トップとして起用し続けている理由を、次のように説明した。
「ミケルはすでにストライカーか? ミケルはミケルであり、前線の3つのポジションのどこでもプレーできる。彼は今日の練習でも、最も多くのゴールを決めていた。それもウィングとしてプレーしてね。ミケルは現在ストライカーの役割を務めているが、その仕事ぶりや数字(チーム内得点王となる9得点)からすれば、何かを語る必要もないだろう」
「サディクもアンドレも調子が悪いわけではない。アンドレは今季最高の時期を過ごしており、サディクも悪くはないんだ。しかし、ミケルがとても良いんだよ」
同指揮官は1トップだけではなく、負傷明けのMF久保建英がプレーする右ウィング含め、前線の3つのポジションすべてに激しい競争が存在することを説いた。
「ベッカーは勢いを見せているし、とても良い状態だ。そのほかバレネ(チェア)もいて、タケも戻ってきたね……。競争は凄まじいよ。サディクとアンドレはとても良い選手たちだが、ここの競争は非常に厳しく、私は言うことを言わなければならない。そのために給料をもらっているわけだからね」
「選手起用については、的中させられるときもそうでないときもあるだろう。いずれにしても、決断を下すのは私なんだよ」
イマノル監督はまた、前節アルメリア戦(2-2)で1ゴール1アシストを記録したFWシェラルド・ベッカーについても言及。この冬にウニオン・ベルリンから加わったスリナム代表FWは、アルメリア戦の活躍によって久保と右ウィングのポジションを争うとも目されている。
「私にとって、彼の活躍はまったくサプライズではなかった。彼はミケルと同じく3つのポジションでプレーすることができる」
「ベッカーは良い状態だが、もっと上向けるはずだよ。彼は凄まじいスピードを持つ選手で、なおかつインテリジェンスのある連係も見せてくれる。相手選手のマークを外すタイミングはまさに抜群だ」
「彼は違いを生み出せる選手であり、チームに大きく貢献できる。前試合で示したレベルはサプライズでも何でもないよ。負傷もあって継続性を欠いていたが、アルメリア戦のレベルを今季終了まで保てるのか、見てみようじゃないか」
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