レアル・ソシエダのジョキン・アペリバイ会長が、MF久保建英の将来が選手本人と自クラブの意思だけに依存することを強調した。
昨夏の移籍市場でレアル・マドリードからソシエダに移籍した久保。完全移籍ではあったが、レアル・マドリードが保有権の一部を残している、さらには買い戻しオプションを保有しているとの噂が絶えなかった。そして今季に入り、久保が大ブレイクとも称せる活躍を見せていることで、同選手のレアル・マドリード復帰の可能性が連日のように報じられる状況となっている。
しかし19日、ヤスダグループとのパートナーシップ締結の発表会見に出席したアペリバイ会長は、レアル・マドリードが久保の未来に関して何らかの決定権を持っていることを否定。次のように語っている。
「彼の権利はラ・レアルが100%持っている。もし選手を売却すれば、マドリードに50%近くの売却収入が分配されるというだけだ。売却するかどうかの意思はラ・レアルだけに依存している」
久保とソシエダの契約期間は2027年までで、契約解除金は6000万ユーロに設定されている。アペリバイ会長は、契約を延長する願望も語っている。
「新たな契約を結ぶかどうかはタケにかかっている。個人、集団としてどれだけの目標を達成できるかにね。タケが何年もここにいてくれることを願わずにはいられないよ。私はそうなることを期待している」
権利はともかくとして、アペリバイ会長はレアル・マドリードが久保を復帰させることを恐れてはいないのだろうか。
「マドリードは偉大なクラブであり、危険はいつだって存在する。選手たちがプレーすることを望むクラブが存在しているわけだからね。ただ、私たちはラ・レアルをそういった偉大なクラブにしたいと思っている。素晴らしい選手たちがここに残りたいと思えるようなクラブにしたいんだよ」
「最初にあるべき意思はタケのものとなる。ラ・レアルが偉大な存在に、国際的にも重要なクラブになれば、素晴らしい選手たちもここで続けたいと思うはずだ。タケはラ・レアルでとても満足しているし、ラ・レアルはタケにとても満足している。彼がラ・レアルにずっといてくれることを期待しているよ」
「もしタケがいなくなるとしたら、ラ・レアルとスペインフットボールのために、また別のタケを探すことを試みるだろう」
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