スペイン代表GKアレックス・レミーロが、所属クラブのレアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督について語った。
今季チャンピオンズリーグのグループステージ突破を決め、またラ・リーガでも現在6位と好調を維持するソシエダ。近年、同チームが勢いを見せている要因の一つが、イマノル監督の存在だ。
選手としても監督としてもソシエダの下部組織に所属したイマノル監督は、同クラブの哲学であるポゼッションフットボールを体現する指揮官であり、MF久保建英ら外国人選手を交えたトップチームでもボールをつなぐ攻撃的パフォーマンスの実践にこだわり続けている。
スペイン『パネンカ』とのインタビューに応じたレミーロは、そんなイマノル監督の指導者、人間としての魅力について言及。「なぜあなた達はイマノルの馬車から降りようとしないのですか?」との問いに次のように返答している。
「まず第一に、このチームの99%の選手がイマノルのプレー方法を好んでいる。ただ好きなだけ、というわけじゃない。僕たちはそのプレー方法が、勝利、勝ち点、ゴール、美しいフットボールをもたらすものだと実感しているんだ」
「そして第二に、イマノルは僕たちに対して非常に厳しく接する人物だ。自分たちがもっと向上できると信じているからね。それと同時に、彼はとても近しい人でもある」
「練習中、彼以上に激しい人は存在しない。でも全体練習を終えてジムにいると、彼が近づいてきて、まるで父親のような振る舞いを見せるんだ。練習で話した内容をもう一度、今度はゆっくりとすべてを詳細に説明してくれる。すべてをちゃんと理解させようと滑らかに話してくれるんだよ」
今季も対戦相手の決定機をことごとく阻止して、失点の危機を救っているレミーロ。同選手は相手選手との1対1に打ち勝つ秘訣についても語っている。
「単純に相手のしていることを見つめるんだ。ボールを持っている相手の体、両足を見て、プレーを読むんだよ」
「相手がシュートを打とうとして、ボールが少し足から離れる瞬間がある。それはストライカーのクオリティーにもよることで、ベンゼマ、メッシ、グリーズマンとかはずっと足にボールがくっついているけど、でも大抵の選手はほんの少しだけボールを離してしまうんだ」
「僕はその一瞬に向けて意識を集中している。リアクションを取るため、見逃して罰せられないためにね。その瞬間はもう頭で考える、とかではないんだ。(指を鳴らして)こう、一瞬の出来事なんだよ」
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