スペインサッカー連盟（RFEF）のルイス・ルビアレス会長が辞任を拒否したことに対して、猛反発の声が上がっている。
女子ワールドカップ優勝後の表彰式で、MFジェニファー・エルモーソの口にキスをして批判が殺到したルビアレス会長。25日のRFEFの臨時総会で辞任することが確実視されたものの、そうした報道とは真逆に「私は辞めない。私は辞めない。私は辞めない。私は辞めない。私はそう言わせてもらう。私が何をしたというんだ？ 同意のあった口先のキスだけで私をここからつまみ出そうとするのか？ 私は最後まで闘っていく」と、今後もRFEF会長の座に居座り続ける意思を表明した。
このルビアレス会長の表明に対しては、反対意見が続出している。エルモーソのスペイン女子代表のチームメートであり、バロンドール受賞者としても知られる著名選手MFアレクシア・プテジャスは、SNSを通じて次のように記した。
「こんなこと受け入れられない。終わったわ。私はジェニ・エルモーソとともにある」
エルモーソのそのほかのチームメートも、同選手に対する支持を表明。「代表の23選手が主役になれないなんて……終わりよ！私は絶対にジェニ・エルモーソの味方よ」「越えてはいけないラインがある。こんなこと許容できるわけがない」といったメッセージを発信した。
さらにベティスのエースストライカーであるFWボルハ・イグレシアスは、ルビアレス会長が辞任するまではスペイン代表でプレーしない意向を明らかにしている。
「悲しみと失望を感じている。フットボーラーとしても人間としても、今日ラス・ロサス練習場（スペインサッカー連盟本部）で起こったことを自分が代表するわけにはいかない。一人の同業者が今なおフォーカスを当てられて、重圧を感じているなんて嘆かわしいことだ」
「ススペイン代表のユニフォームに袖を通すことは、僕のキャリアの中でも最も素晴らしい出来事だった。また、いつそうできるか分からないけれど、でもこうした物事が変わらない限り、こういった行為がお咎めなしになる限り、僕は代表は戻らないという決断を下した」
「もっと公正で、人間的で、品位のあるフットボールのために」
そのほかバルセロナやラ・リーガ会長ハビエル・テバス氏、さらにはスペイン政府の関係者もルビアレス会長の決断に反対の意思を示している。
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