21日にU-21EURO初戦、ルーマニアとの試合に臨んだスペインは3-0で快勝。この一戦ではベティスMFロドリが衝撃的なプレーを披露している。
伝統のポゼッションスタイルでルーマニアを圧倒し、ビジャレアルMFアレックス・バエナ、ベティスDFフアン・ミランダ、マンチェスター・シティMFセルヒオ・ゴメスのゴールで勝利を飾ったスペイン。とりわけ大きな活躍を見せたのが、右ウィングのロドリだった。
右ウィングとしてプレーしたロドリは、得意のドリブル突破によってルーマニア守備網を何度となく切り裂き、スペインの攻撃の起点となり続けた。バエナの先制点もお膳立てした同選手は文句なしでMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝き、スペインではベティスのマヌエル・ペジェグリーニ監督がなぜ彼を常時起用しないのか、多数のメディアが問いかける事態となっている。
■グティらとの比較に…
ルーマニア戦直後に記者会見に臨んだロドリには、1998年のU-21EUROで優勝を果たしたスペイン代表の先輩たちに関する質問が飛んだ。当時の大会にはミチェル・サルガド氏やグティ氏がいたが、彼らとの違いについて問われたベティスMFは次のように返答している。
「僕にとって、彼らは本当に遠い存在だ。一歩ずつ進んでいきたいし、そのために僕はここにいるわけだよ。グティの半分くらいの選手になれればいいけどね。彼は本当にファンタスティックな存在だった」
そして、このロドリの発言にグティ本人が口を開いた。スペイン『チリンギート』に出演した元レアル・マドリード&スペイン代表の気まぐれの天才MFは、ロドリが自身を超える選手になると太鼓判を押している。
「しかし、彼みたいなクラック(名手)がどうしてそんなことを言うんだ? 彼は私なんかよりもずっと上に行ける。もちろん行けるさ。人々が言っているように、選手時代の自分が気の向くままに、30分しかプレーしていなかったとしたら、そりゃそうなるだろう(笑)」
「彼が私を超えるのは間違いない。彼は私よりもドリブルができるし、私よりも全然速い。第一、私たちはタイプが異なる選手だ。彼のポジションはサイドで、私はトップ下なんだから。私たちは異なる選手ではあるが、しかし、彼の勢いは凄まじいよ」
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