アトレティコ・デ・マドリードのMFサウール・ニゲスは、果たしてこの夏にサウジアラビアに渡るのだろうか。
昨夏にレンタル先のチェルシーからアトレティコに出戻ったサウール。2022-23シーズンはラ・リーガ最後の4試合こそ欠場者が続出したためにフル出場を果たしたものの、それ以外は途中出場からわずかな時間しかピッチに立つことができなかった。
『マルカ』曰く、そんな同選手に対してサウジアラビアのクラブが興味を持っているようで、年俸としてネットで1500万ユーロ(約24億円)〜2000万ユーロ(約32億円)のオファーを用意しているという。まだ28歳のサウールだが、同紙はサウジアラビアが用意している年俸について「30歳を迎えずして欧州トップレベルから姿を消すことを迷わせる額」との見解を示している。
『マルカ』はまた、サウールのサウジアラビア移籍が、アトレティコにとって「解放」であるとも記す。アトレティコはサウールに対して年俸としてグロスで1500万ユーロ(約24億円)を支払っており、残り3年の契約期間でその合計額は4500万ユーロ(約70億円)となるが、サウジアラビア移籍はその“負担”からの「解放」を意味するとのこと。また下部組織出身のサウールに減価償却費は存在せず、サウジアラビアのクラブが移籍金を支払えばそのすべてを売却収入に計上して、今夏プライオリティーを置く中盤の補強に回すことができるようだ。
同紙は、サウールにとってサウジアラビアからのオファーは「スーパーな契約」、アトレティコにとっては「スーパーな節約」になると結論づけて記事を締めている。
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