セリエA第20節が日本時間1月28日～31日に各地で開催される。
■ナポリ vs ローマ
イタリア南部に本拠を置く名門同士による一戦、“ダービー・デル・ソーレ（太陽のダービー）”。ホームのナポリは年明けにインテルに敗れこそしたが、ここまで16勝2分け1敗。前半戦だけで勝ち点50に到達し、2位ミランに早くも12ポイント差をつけて独走態勢に入った。攻守両面でスキはなく、目立ったケガ人もなし。今回の大一番も万全の状態で迎えることができそうだ。
一方のローマも、ワールドカップ中断明けは公式戦5試合で4勝1分けと好調。3位ラツィオや5位インテルと同勝ち点（37）の4位まで浮上してきた。特に今季好調のディバラが本領発揮、セリエA13試合で7ゴール5アシストとエースとしてチームを牽引している。ザニオーロが移籍へ向けて招集を拒否しているのは残念だが、ボールを握られる展開の中でいかにチャンスを逃さないかが重要となりそうだ。
■ミラン vs サッスオーロ
ワールドカップ後の公式戦6試合でわずか1勝（2分け3敗）、その間13失点と不調にあえぐミラン。首位ナポリとの優勝争いもそうだが、このままではあっという間に4位圏外に転落してしまう状況だ。ワールドカップを戦った主力組の復調はもちろん、苦戦の続く今季新加入組がそろそろフィットしなければならない。相手は直近8試合で2分け6敗と低迷するサッスオーロだが、きっかけをつかむ一戦となるだろうか。
■クレモネーゼ vs インテル
ワールドカップ明けは首位ナポリに初めて土をつけ、スーペル・コッパ・イタリアーナではミランに3-0と快勝、勢いに乗っていたインテル。しかし前節、前半のシュクリニアル退場が響いてエンポリに0-1と敗れ、早くも6敗目を喫している。2位とは1ポイント差だが、逆に6位アタランタとも2ポイント差。全く油断できない状況が続いている。上位陣から脱落しないためにも、昇格組クレモネーゼ相手に勝利を取り戻せるだろうか。とはいえクレモネーゼも、コッパ・イタリアではナポリにPK戦の末に競り勝っており、満身は禁物である。
セリエA第20節 ※日本時間
▽1月28日（土）
ボローニャ vs スペツィア(2:30)
レッチェ vs サレルニターナ(4:45)
エンポリ vs トリノ(23:00)
▽1月29日（日）
クレモネーゼ vs インテル(2:00)
アタランタ vs サンプドリア(4:45)
ミラン vs サッスオーロ(20:30)
ユヴェントス vs モンツァ(23:00)
▽1月30日（月）
ラツィオ vs フィオレンティーナ(2:00)
ナポリ vs ローマ(4:45)
▽1月31日（火）
ウディネーゼ vs ヴェローナ(4:45)
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