セビージャは5日、ジュレン・ロペテギ監督(56)の解任を発表した。
セビージャはチャンピオンズリーグのボルシア・ドルトムント戦(1-4)終了直後、次のような声明を伝えた。
「セビージャはジュレン・ロペテギ監督を解任しました。ロペテギ氏は成功の日々を終えることになります。彼は3シーズンにわたって目標を達成しましたが、4シーズン目は結果が出ず、ラ・リーガで勝ち点21の内5ポイントの獲得にとどまりました」
昨季後半戦から一気に調子を落とし、その当時からロペテギ監督の解任が噂されてきたセビージャ。結局、同指揮官は継続してチームを率いたが調子は一向に上がらず、今季ラ・リーガでは第7節終了時点で1勝2分け4敗の17位 に位置。これを受けたモンチSD(スポーツディレクター)は数週間前から監督交代に動き、ホルヘ・サンパオリ氏と合意した模様だ。
しかしサンパオリ氏の到着は6日を予定しており、ロペテギ監督はすでに“首を切られた”状態で5日のドルトムント戦にも臨むことに。ロペテギ監督は試合終了後、センターサークルから観客に対して拍手をして感謝の気持ちを表し、観客もそれに応じて労をねぎらっていた。しかしセビージャが暫定監督を立てることもせず、すでに解任が決まっている監督に試合を指揮させていたことについては批判が集中しており、スペイン『マルカ』などは「シュールな別れ」との見出しを打っている。
解任発表の直前にスペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたロペテギ監督は、次のような言葉を口にしてたい。
「これがどう機能しているのか分からないが、明日、私は間違いなくセビージャの監督ではなくなっているだろう」
「私に対する敬意を欠いている? 今日はそういう話をする日じゃない。このクラブでの経験、成し遂げたことに感謝をする日だ。今、ネガティブな感情は私から出てこない。悲しくはあるが、しかし誰かに対するネガティブな感情はないよ」
ロペテギ監督は2019年夏にセビージャの監督に就任し、3シーズン連続でチャンピオンズリーグ出場権を獲得。2019-20シーズンにはセビージャを通算6回目のUEFAカップ/ヨーロッパリーグ優勝に導いた。
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