セビージャの名物スポーツディレクターとして知られたモンチ氏(57)が16日、同クラブを退団。アストン・ヴィラのスポーツディレクターに就任している。
今季、2回の監督交代の末にヨーロッパリーグ(EL)優勝を成し遂げたセビージャだったが、モンチ氏と取締役会の一部メンバーとの不和があった模様。ジュレン・ロペテギ氏の監督解任及び、その後釜となるホルヘ・サンパオリ氏の招へいは、モンチ氏の意向ではなかったとされる。
その後チームを率いてEL優勝に導いたホセ・ルイス・メンディリバル監督こそ、モンチ氏が過去に招へいを願った指揮官だったようだが、クラブに不信感を募らせていた同氏は結局、退団する決断を下したとのことだ。
モンチ氏は2000〜2017年、ローマ時代を挟んで2019〜2023年と2回にわたりセビージャのスポーツディレクターを務め、“安く買って高く売る”の方針の下で最大限の結果を収めてきた。モンチ氏がいた期間、セビージャはEL7回、コパ・デル・レイ2回の優勝含め、合計11個のタイトルを獲得している。
なおセビージャがモンチ氏退団の声明を発表した後には、アストン・ヴィラが同氏の入団を発表。モンチ氏はプレシデント・オブ・フットボール・オペレーションズという役職に就き、セビージャで一緒にEL三連覇を果たした盟友、ウナイ・エメリ監督が率いるチームの強化を行なうことになる。
関連記事
● 「僕にとっての史上最高のクラブ」ベンゼマがレアル・マドリーに別れ…その後サウジのアル・イテハドと3年契約締結|ラ・リーガ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。