アトレティコ・デ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、同クラブ退団を希望しているジョアン・フェリックスについて語った。
J・フェリックスはディエゴ・シメオネ監督との確執のためか、アトレティコ退団を希望し続けている。冬にレンタルで加入したチェルシーに残留を望んでいることを公言し、今夏にはパリ・サンジェルマンに逆オファーを提示したことが報じられ、さらにはバルセロナでのプレーが「子供の頃からの夢」であるとも発言した。
シメオネ監督はJ・フェリックスについて、アトレティコ以上に選手が注目を集めているような現状に危機感を覚えているようだ。スペイン『アス』とのインタビューで次のようにコメントしている。
「フォーカスが当てられるべき存在はチームだ。メディアが彼の残留、または退団に注目するのは普通のことだが、しかし先にも言ったようにクラブ以上に重要な選手などいないんだ。もっと言えば、そんな存在がいてはいけないんだよ」
またJ・フェリックスがなぜアトレティコで本格ブレイクを果たせなかったのかを問われると、こう返した。
「選手として彼には彼の特徴があり、それをできる限り出そうとしてくれた。自分の持ち得るものと私たちが要求するものの中で最大限の努力をしてくれたよ。彼に文句を言うことなどできない。彼はできることをしたんだ」
J・フェリックスがアトレティコに残り、成功をつかむ可能性は残されているのだろうか。
「彼は並外れた力を持った選手だ。見れば分かる通り、ヘディング、左右のシュート、反転、1対1と素晴らしいものを持っている……。時間は残っているのか? 私次第ではない。彼とその代理人に聞いてくれ」
シメオネ監督はその一方で、フットボールにおいて最も危険なものが移籍市場であるとの見解を示している。
「一番危険なのが移籍市場だ。それはあらゆる準備をひっくり返す可能性がある。代理人は選手たちを移籍させること、そうやって受け取る手数料でご飯を食べている。必要なとき、良い売却ができればクラブにとっても恩恵になるがね」
「私たちは難しい場所にいる。あらゆる準備がいきなり無意味になる可能性があるのだから。私たちはプランAとプランBを必要としているんだ」
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