昨夏の移籍市場でレバンテからビジャレアルに加入したMFホセ・ルイス・モラーレスが、新天地でも存在感を放ち始めている。
ラ・リーガ2部に降格したレバンテとの契約を延長せず、ビジャレアル加入で1部に挑戦し続けることを選択したモラーレス。小さなクラブでもワールドクラス級の働きを見せていたとされた同選手は、スブマリーノ・アマリージョ(イエローサブマリン、ビジャレアル)でも主砲級の活躍を見せている。
ビジャレアルは27日のラ・リーガ第23節、本拠地エル・マドリガルでのヘタフェ戦に2-1で勝利。9分にFWエネス・ウナルの先制点を許したものの、44分にFWサムエル・チュクウェゼ弾で同点に追いつき、そして52分にモラーレスのゴールでスコアをひっくり返した。
モラーレスはこのゴールが今季11点目で、MFアレックス・バエナの10点、FWジェラール・モレノの9点を上回りチーム内得点王となった。その内訳はラ・リーガ3点、カンファレンスリーグ4点、ヨーロッパリーグ2点、コパ・デル・レイ2点で、132分毎に1点を決めている計算。2桁得点に到達したのは3シーズン連続、キャリア通算5回目となる。
加入当初こそベンチを温める機会が多かったモラーレスだが、ここ最近は出場時間を増やしており、“隠れたワールドクラス”と評される所以である緩急を大事にしたドリブル突破と、ラストパス&フィニッシュでチームに貢献している。
“コマンダンテ(司令官)”の愛称で知られる現在35歳モラーレス。その実力は、やはり確かなものだった。ビジャレアルにとってヘタフェ戦は4連敗を喫した後につかんだ久々の勝利だったが、モラーレスが黄色の潜水艦の操舵桿も握り、チームを浮上させていくのかもしれない。
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