レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールに対して人種差別行為を行なったとされるバレンシアサポーターの弁護士が、自身の見解を述べている。
5月21日に行われたラ・リーガ第35節バレンシア対レアル・マドリードで、ヴィニシウスは相手サポーターから人種差別的な行為があったことを訴えた。当該サポーター3人(18〜21歳)はバレンシアによってスタジアムから永久追放とされ、さらに憎悪犯罪の疑いで19日にバレンシアの裁判所に出頭して、供述を行なっている。
そして一人のサポーターを弁護を担当するマヌエル・イスキエルド弁護士が、スペイン『バレンシア・カピタル・ラディオ』とのインタビューに応じ、この件に関する見解を述べている。
イスキエルド弁護士はまず、自身が弁護するサポーターがバレンシアから永久追放処分を科されたことについて、遺憾の意を表している。
「私の顧客は、脇をかいただけで憎悪犯罪であると訴えられた。バレンシアに憤りを感じる。18歳の若者の人生を台無しにしようとしているのだから。私の顧客は変性疾患をに苦しんでおり、スタジアムには気晴らしのために行っているんだ。状況は非常に深刻だ。一生、スタジアムに行くことを禁じられたのだから」
イスキエルド弁護士はまた、ヴィニシウスの振る舞いにも問題があったことを指摘している。
「ヴィニシウスが受けてきた教育には問題がある。彼はとても横柄な態度をとっている。これは人種差別の問題ではない」
なお裁判所は27日に、リモートでヴィニシウスから意見を聞くことを予定している。
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