イタリアは16日4:45(日本時間)、カタールW杯出場を懸けて欧州予選グループC最終節北アイルランド戦(ベルファスト)へ臨む。現時点で15ポイントを獲得して首位に立つが、前節で1-1と引き分けた2位スイスとは同ポイントで並んでおり、16日の結果次第で、W杯出場かプレーオフ行きかが決定する。
そんな中、1982年スペイン大会の覇者である元イタリア代表DFのクラウディオ・ジェンティーレ氏が『Gazzetta dello Sport』のインタビューにおいて、ロベルト・マンチーニにチームへエールを送った。
「緊張感が高まるだろうが、これを上手くコントロールしなければならない。さもなければミスにつながる可能性がある。マンチーニが言うように、不安をかき消すべきだ。例えば私は、対戦相手の試合を何度も見直し、マークの対象となるFWの特徴を研究し、相手の力を封じ込める準備をして臨んでいた。良い準備ができれば、緊張度は一定の範囲内で収まる」
「私はまったく心配していない。イタリアはW杯に出場できると自信を持っている。なぜなら(最終節でブルガリアと対戦する)スイスにとっても簡単ではないからだ。それにローマで行われたスイス戦の後半、チームには反撃の姿勢が見えた。相手を圧倒し、勝てる勢いだった。あの後半の戦いぶりをするべきだ。それにチームのメンバーやメカニズムはEURO2020の時と変わらない。紐を結び直すだけで十分なはずだ」
今夏のEURO2020覇者であるイタリアだが、直近の6試合で2勝3分1敗と、成績はやや停滞気味となっている。
「最強であることを証明したからと言って、物事が常に上手く行くわけではない。勝者になれば周囲からのプレッシャーは強まり、対戦相手もこれまでの倍の力で激しく当たってくる。特に相手が強豪国でなければなおさらだ。メンタル面で大きな努力が必要になる」
また、ジェンティーレ氏は、イタリアの決定力不足を指摘しつつ、サッスオーロの22歳FWジャンルカ・スカマッカのような若い力に頼るべきであると、持論を展開した。またユヴェントスの24歳FWフェデリコ・キエーザにも期待を寄せた。
「イタリアには、伝統的に(ルイジ)リーヴァや(ロベルト)ボニンセーニャ、(ロベルト)ベッテガ、(フランチェスコ)グラツィアーニのようなFWが常に存在した。だが、今のチームにはいない。試合を打開できる選手を見つけるのに苦労している」
「私ならスカマッカに賭けてみたい。世界を驚かせようという意欲を持つ若手は、カードとして使ってみたいね。特に抜きんでた代役がいないのであれば、若手に出場機会を与え始めるべきだ。スカマッカは正しい選択肢かもしれない」
「キエーザなら試合を決められるだろう。並外れたクオリティがある若者で、試合を打開するために適した特徴を持っている」
放送・配信予定
- 北アイルランド vs イタリア : グループC第10節
- 配信:DAZN
- キックオフ:2021年11月16日(火)日本時間04:45
- 実況:北川義隆
- 会場:ウィンザー・パーク
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